肩こりの正体は筋肉の緊張
「あー、肩がこったなぁ」
「肩がガチガチにこっているなぁ」
気が付くと肩に手が伸びている人も多いと思います。
では、あなたは肩こりの正体を知っていますか?
肩こりを解消するためには、その正体を知ることが肝心です。
肩こりの正体……それはずばり「筋肉の緊張」です。
肩の周りにはたくさんの筋肉があります。それらの筋肉が疲れ、緊張が高まった状態が続くと血行が悪くなり、疲労物質が溜まって張りや痛み、重だるさといった肩こりの代表的な症状が現れるのです。
最近は、一昔前に比べるとスマホやパソコンを長時間使うことも多くなりましたよね。
デスクワークに限らず、長時間同じ姿勢で作業をしていると、筋肉が緊張しやすくなります。
また、高すぎる枕を使って寝たり、重い荷物を持ったり、重たい服を着たりしても肩の筋肉に負担がかかり、肩がこりやすくなります。
肩こりは早めのケアが肝心!
肩こりは放っておくとどんどんひどくなっていきます。人によっては頭痛や吐き気、ひどい痛みといった症状が出ることもあるので、早めにケアするようにしましょう。
できることなら思い切って仕事や家事などを休み、体を十分休めることが肩こり回復の近道です。
しかし、そう簡単に仕事や家事を休むことはできませんよね?
丸一日休息にあてられなくても構わないので、「肩がこったなぁ」と思ったときは少し仕事や家事の量をセーブし、肩の筋肉をリラックスさせて休ませるようにしましょう。
肩こりを解消するには
それでは、肩こりを解消するにはどうすれば良いのでしょうか?
整体に通ったり、病院で薬を処方してもらったりするのも良いですが、できれば自宅で簡単にケアできたほうが良いですよね?
自宅で肩こりをケアする際は、次の3つのポイントを意識してみましょう。
温める
肩がこっている時、肩回りの筋肉は硬くなって血行が悪くなっています。
血行が悪くなることで疲労物質が溜まり、肩こりの不快な症状が現れているので、まずは肩を温めて血行を良くしてあげましょう。
血行が良くなると、疲労物質の代謝が促され、こり固まった筋肉もほぐれてきます。
最近は電子レンジで温めて使う温熱器具や、直接肌に貼って使う温熱シートなども市販されているので、利用してみると良いでしょう。
筋肉をストレッチする
肩回りの筋肉をストレッチするのも効果的です。
ストレッチを行う際は、絶対に無理をせず、「痛気持ちいい」と思う強さで行いましょう。
長い時間デスクワークをするときは適度に休憩を取り、休憩中に軽くストレッチを行うようにすると肩こりの予防・改善が期待できます。
マッサージをする
もっとしっかりと肩こりをケアしたい人には、マッサージがおすすめです。
マッサージというとプロに施術してもらうものというイメージがありますが、簡単なマッサージであれば自分でも行うことができます。
ただし、マッサージの種類や頻度、刺激の強さによってはかえって肩こりが悪化してしまうことがあるので、自分の体調と相談しながら行うようにしましょう。
自分でできる肩こり解消マッサージ5選
それでは、自分でできる肩こり解消マッサージを5つ紹介しましょう。
頭痛、肩こり、首こり解消セルフマッサージ
「頭痛、肩こり、首こり解消セルフマッサージ」は、座って行うマッサージです。
マッサージオイルを使って行うのがベストですが、使わなくても行えるので、デスクワークの休憩中に行ってみましょう。
「頭痛、肩こり、首こり解消セルフマッサージ」を行う時は、手を温めてから行うとより効果的です。
手のひらをこすり合わせて温めてからじっくりと筋肉の緊張をほぐしていきましょう。
自宅でできる肩こりマッサージ
「自宅でできる肩こりマッサージ」は、5分でできるマッサージです。マッサージクリームやマッサージオイルなどを使って、肌の滑りを良くした状態で行いましょう。
肩の筋肉をほぐすだけでなく、首や鎖骨、わきの下のリンパもマッサージするので、デコルテがスッキリする効果も期待できます。
簡単3点ツボ押しセルフ肩もみ
「簡単3点ツボ押しセルフ肩もみ」は、肩井(けんせい)・肩中兪(けんちゅうゆ)・肩外兪(けんがいゆ)の3つのツボを刺激して、肩こりをラクにするマッサージです。
また、「天宗(てんそう)」というツボを刺激するのも、肩こりをはじめ疲れを取るのに効果的なので、試してみましょう。
これらのツボに指先を当て、上下させるように動かすだけなので、誰でも簡単に行えるのがポイントです。
肩甲骨と鎖骨周りを一人でほぐすマッサージ
「肩甲骨と鎖骨周りを一人でほぐすマッサージ」は、ストレッチポールを使って行うマッサージです。
ストレッチポールが無い場合は、バスタオルを2枚~3枚重ねて丸めたものでも代用できます。
肩こりがひどくて腕が上がらない・肩甲骨の動きが悪いという人は試してみてください。
肩甲骨と鎖骨周りを解すことで、肩の筋肉もほぐれ、肩こりの不快な症状が少しだけラクになります。
テニスボールマッサージ
「テニスボールマッサージ」は、テニスボールを使って行うマッサージです。
テニスボールの上に寝転がって体をゆっくり動かすだけで、気になるところを優しくマッサージすることができます。
「テニスボールマッサージ」を行う時は体の力を抜き、リラックスした状態で行いましょう。
毎日のケアで肩をラクに
肩こりは一日二日で劇的にラクになるものではありません。
肩こりをラクにするには、日々のケアが欠かせないので、今回ご紹介したマッサージなどを日課にしましょう。
また、毎日の生活習慣や姿勢を見直して、肩こりになりやすい習慣・クセを見直すことも大切です。