口臭は自分では気づきにくい…その原因とは
なぜ口臭が強くなっても、自分では気づきにくいのでしょうか。毎日歯磨きしていても臭いが気になる、その原因を見てみましょう。
歯磨きしていても臭う？その原因を見てみよう
自分の口の中の臭いなのに、なぜ気づき辛いのでしょうか。嗅覚は長時間同じ臭いに晒されていると、その臭いに慣れてしまうという習性があります。
朝起きた時や臭いの強い食事をした後は、自分でも口の臭いに気が付きやすいですが、時間が経つと鼻がその臭いにも慣れてしまうのです。
また毎日歯磨きしていても、臭いが残っているように感じる時もありますよね。
歯磨きだけでは落ちにくい口臭には、様々な原因があります。
詳しく見ていきましょう。
緊張状態が続き、唾液の分泌が不足している場合
大事な会議やデートなど失敗したくない場面では、緊張してしまう人も多いのではないでしょうか。緊張すると唾液が減少し、口の中は乾燥しやすい状態になります。唾液には抗菌作用が含まれているので、減少してしまうと口臭の元となる雑菌も繁殖しやすくなるのです。
体調が悪く、胃腸の働きが弱まっている場合
胃腸の働きが弱まると、食べた物の消化が遅くなり、胃の中で食べ物が残っている時間が長くなります。未消化のものは胃の中で発酵が進むため、その発酵した臭いが胃から口まで上がってくるケースもあるのです。歯周病や虫歯などになっている場合
30代に入ると唾液の分泌が減少し、歯周病のリスクや、虫歯にかかりやすくなる人が多くなります。
さらに歯茎の老化により、下がった歯茎と歯の間に小さな溝が生まれます。
その溝や虫歯の穴に食べカスが詰まると、歯磨きだけでは食べカスが取りきれず、残った食べカスがイヤな臭いの原因になるのです。
気になる口臭を事前にチェック！口臭チェッカー
口臭の原因はわかっても、自分の口にどのくらい臭いがあるか不安になる時もありますよね。
そんな時は口臭を事前にチェックしておくことで、大事なシーンの前も安心できるのではないでしょうか。
臭いが気になる時の強い味方「口臭チェッカー」
自分では気にならない程度までしっかり歯磨きをしたのに、会った人から口臭を指摘されてしまうどショックですよね。口臭が気になる時に、基準の値を知らせてくれるのが「口臭チェッカー」です。
歯磨きや臭い対策を行った後、手軽に口臭のレベルが確認できると人気が高まっています。
口臭チェッカーとは、どんなものなのでしょうか。詳しく見てみましょう。
口臭チェッカーの基本的な使い方
口臭チェッカーは、口の中の「揮発性硫化物」という臭いの元となる成分をセンサーでキャッチして計る仕組みになっています。
メーカーによって使い方が少し異なりますが、基本的な使い方は同じです。
- 1.まず、センサーを覆うキャップや、フタ部分を外して電源を起動させます。
- 2.電子音や、振動の合図の後、本体を振って中の空気や、湿気を取り除きましょう。チェッカー部分の準備が整うまで、数秒待ちます。
- 3.再び電子音や、振動が鳴ったら、センサー部分に息を吹きかけ、電子音が再び鳴るまで行います。
- 4.センサーがしっかり反応すれば、液晶部分に臭いレベルが表示されます。これで完了です。
難しい操作は必要なく、電池で動き、コンパクトなタイプも多いので、携帯して外出先でも使いやすい製品が人気です。
おすすめの口臭チェッカーBEST3
種類が豊富な口臭チェッカーの中でも、持ち運びやすく高機能な口臭チェッカーをご紹介します。
・タニタ ブレスチェッカー EB100(グレー)
手軽に持ち運びできるサイズで、男性でも選びやすいシンプルなデザインの口臭チェッカーです。
息を吹きかけるだけで、簡単に口臭レベルをチェックできます。
バイブレーションとLEDライトの点灯のみでわかり、電子音が鳴らない設計になっているので、人目が気になるところでも使いやすいのではないでしょうか。
・サンコー ポータブルニオイチェッカー2
0～4までの5段階で、口臭をチェックすることができます。液晶部分にはイラストも表示されるので臭いのレベルがわかりやすく、口臭対策を行う判断がしやすくなっているのが特徴です。
単4電池2個で動くのでとても軽く、電池交換がしやすい点でも人気のある商品です。
臭いレベルがMax、そんな時はどんな対策をすればいい？
口臭チェッカーで、臭いレベルが一番高い数値が出ることもありますよね。自宅以外の場所でも、口臭対策を手軽に行うことはできるのでしょうか。
具体的な方法を見てみましょう。
日常生活でできる口臭対策
急な飲み会続きで、大事な打ち合わせなのに口臭が気になる…、デートがあるのについ臭いの強い食事をしてしまった…そんな経験はありませんか？
口臭チェッカーで臭いが強いという表示があった時は、どんな対策をとるのが良いのでしょうか。
歯ブラシ以外のお掃除アイテムを使う
歯ブラシは歯についた食べカスを取るのに優れていますが、歯と歯のすき間や、歯茎の歯垢まできれいに取り除くのは難しいと言わざるを得ません。
食べカスや歯垢は口の中で細菌のエサとなり、口臭の元となってしまいまうので、歯ブラシ以外にも歯垢や食べカスを取り除くアイテムを上手く使って、口の中を清潔に保ちましょう。
口の中のお掃除アイテムには、以下のような物があります。
- ・デンタルフロス
- ・歯間ブラシ
- ・舌ブラシ
- ・マウスウォッシュ
また、舌の上には舌苔という汚れが溜まる場合があり、口臭の原因となることもあります。
舌が真っ白になっているなら要注意です。
びっしりと舌苔が溜まってしまったときは、舌専用のブラシを使って優しく取り除いてください。
口臭ケア用の食品を摂る
外出先であまり時間がない時におすすめなのが、口臭予防効果が期待できる、口臭ケア対策の食品を食べることです。
最近はコンビニなどでもガムやグミ、タブレットなどサッと取り出せるタイプの商品が多く市販されていますので、ぜひ利用してみましょう。
また、サプリメントのように毎日摂取することで、体の中から口の中の環境を改善してくれるアイテムもあります。
即効性は薄いですが、緊張しやすい・人前で口臭が気になって仕方ない人は一度検討してみるのもおすすめです。
歯科で診察を受ける
定期的に歯科で検診を受けていない場合は、一度歯科を受診して口の中の状態をチェックしてもらいましょう。
口臭の背後には虫歯や歯周病が隠れていることも珍しくありません。
虫歯や歯周病が原因で口臭が強くなっている場合は、専門医の治療を受け、原因となっているトラブルを解消することが欠かせません。
特に30代以降は、歯周病の初期段階の状態の人が全体の約8割という高い割合のデータも出ています。
歯周病は虫歯などと違って痛みを感じることなく静かに進行していくため、早期発見・早期治療がしにくい病衣器です。
定期的に歯科で検診を受け、口の中も健康をチェックしてもらいましょう。
まとめ
口臭は他人に指摘されてしまうと、ショックが大きいですよね。
また、一度気になりはじめると、他人と会話をしたり、一緒に食事をしたりするのも気が引けてしまいます。
そんな時は。事前に口臭チェッカーを使って自分の口臭をチェックしてみましょう。
チェックの結果口臭が強かった場合は、今回紹介した方法を試してみてくださいね。
口の臭いは自分では気づきにくいものです。ぜひ持ち運びできる口臭チェッカ―を使って、外出先でも手軽に口の臭いをチェックし、エチケットに役立てましょう。
