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顔汗

困った顔汗、どうすれば止められるの!?顔汗の原因と対策

暑い時期や辛い物を食べた時、顔に汗をかくと思います。しかし、中には暑いわけでもなく、辛い物を食べたわけでもないのに顔に汗をかいて困っているという人もいるのではないでしょうか。

女性であれば、化粧崩れに困っている人もいるでしょう。では、どうして顔に汗をかくのでしょうか?顔に汗をかくのには、気温や食事以外にもいくつかの原因があります。顔汗の原因を知って、効果的な対策を行いましょう。

顔に汗をかく……これっておかしいの?

顔汗

暑い時や、カレーなどの辛い物を食べた時、思った以上に汗が出てびっくりしたという人もいるのではないでしょうか。

生きていれば、汗をかかずに過ごすことはまず不可能です。
どんな人でも、程度の差はあれ顔に汗をかきます。

しかし、顔は他人に一番見られるパーツですから、顔汗がひどいと気になってしまいますよね。中には人に会うのが嫌になってしまったり、顔汗を気にするばかりに辛い物を控えて、食事が楽しめなくなってしまう人もいます。

顔汗はベタベタしている

背中や手足の汗に比べて顔汗を気にする人が多いのには理由があります。
顔汗は、背中や手足の汗に比べてベタベタしていることが多いからです。
私たちの体は、体温調節のために汗を出します。

エクリン腺」と呼ばれる汗腺から分泌される汗はサラサラしており、すぐに蒸発します。また、乾いても肌がベタついたりしません。

私たちの体は、汗腺の活動が活発になると、汗の中に「血漿(けっしょう)」という血液の成分を出して、汗腺の活動を抑えようとします。

血漿にはミネラルや塩分などが含まれているので、汗として出ていくばかりでは体はミネラル不足になってしまいます。そこで、汗腺は出ていこうとするミネラルを再吸収してバランスを取ろうとするのです。

しかし、何らかの原因で汗腺の働きが衰えていると、汗腺はミネラルを再吸収することができず、汗に大量のミネラルが混ざることになります。

ミネラルの混ざった汗は蒸発しにくいため、いつまでも肌の表面に残ってしまい、ベタつきの原因になってしまうのです。

どうして顔汗をかくの?

どうして?

では、どうして顔に汗をかくのでしょうか。
現在のところ、顔に汗をかく理由ははっきりと分かっていません。

一つの説として、「交感神経の活発な活動」が挙げられます。
ここでは、交感神経の活発な活動以外の原因を見ていきましょう。

原因その1 運動不足

顔汗の原因に「運動不足」が挙げられます。普段体を動かすことが少ない人は、汗を出して体温調節をする体の機能が鈍っているおそれがあります。

普段から汗をかかない生活をしていると、汗腺の活動が鈍り、汗腺がお休み状態に入ってしまいます。

手足の先など心臓から離れた部分ほど汗をかきにくくなる一方、顔など普段から動かしている部分の汗が増えてしまうのです。

原因その2 精神的なストレス

緊張や不安といったストレスも顔汗の原因になります。
大きなストレスに直面したとき、冷や汗をかいたという人は少なくないのではないでしょうか。

ストレスを受けると、自律神経のバランスが乱れ、汗の分泌を促す交感神経の働きが活発になります。

すると、汗のコントロールが難しくなってしまうのです。

原因その3 辛い食べ物や刺激物

普段から辛い物や刺激があるものばかりを食べていませんか?

辛い食べ物は体温を上げてくれます。しかし、体温が上がりすぎると、体は体温調節のために汗を出すので、食べ過ぎは禁物です。

原因その4 多汗症などの病気

顔汗に悩む人の中には、頭から水をかぶったようになるほど汗をかく人がいます。
その場合、顔汗の背後に病気が隠れていることもあるので病院で相談してみましょう

汗の量が多くなる病気の一つに「多汗症」が挙げられます。
多汗症以外にも内科の病気が原因のこともあるので、気になる場合は病院で相談してみてください。

顔汗を止める方法6選

汗を拭くイメージ

ある程度の顔汗は仕方がありませんが、できることなら止めたいものですよね。

特に化粧をしている女性であれば、化粧崩れの原因になる顔汗はできるだけかきたくないものだと思います。

ここでは、手軽にできる顔汗対策をご紹介します。

その1 体温調節をしよう!

顔汗対策の基本は、体温調節です。
もし暑い・寒いなどがあれば、着るものを工夫して調節しましょう。

クーラーがきいた場所に行くときは羽織物を持参する、暖房がきいた場所に行くときは服を脱いで調節できるような服装にするなど、普段の生活の中でも工夫してみてください。

また、一時的に体の太い血管を冷やすのも顔汗を止めるには有効です。

首や足の付け根などにある太い血管を冷やすと、冷えた血液が体をめぐるので、体温を少し下げることができます。

その2 制汗剤を使ってみよう!

顔汗を止めたいときは、制汗剤を使用するという方法もあります。
制汗剤は、わきの下や足などに使うものではなく、顔専用のものを選ぶようにしましょう。

わきの下や足に使う制汗剤は顔には刺激が強すぎることがあるからです。
サラフェ ミスト」という商品は、顔専用の制汗剤です。

ミストタイプなので塗った後もベタつきがなく、さっぱりと使うことができます。

その3 汗止め帯を使ってみよう!

どんなに蒸し暑い京都の夏でも、舞妓さんのかわいらしいお化粧が崩れることはありません。

これは、舞妓さんが胸のところを帯でギュッと縛っているからだといわれています。

私たちの体は、圧迫した部分の周囲は汗をかきにくくなるようにできています。この仕組みを「半側発汗(皮膚圧反射)」といいます。
汗止め帯はこの仕組みを応用したアイテムです。

胸のところをギュッと汗止め帯で圧迫することで、胸から上の汗を抑えます。

ただし、半側発汗(皮膚圧反射)には欠点もあります。
私たちの体は、体から出る汗の量を一定に保とうとするため、本来かくはずだった顔汗が、他の場所から出てきてしまうのです。

例えば、おなかや背中、足といったところに余計に汗をかきやすくなるので、この点だけ注意してください。

その4 適度に運動しよう!

普段運動をしない人は、汗腺の働きが鈍っている可能性があります。

手や足の汗腺の働きが鈍ると、手や足から出るはずだった汗が顔から出るようになり、顔汗が増えてしまうことがあるので、定期的に運動をして積極的に汗をかくようにしましょう。

全身の汗腺の働きが活性化されると、顔以外の場所からも汗をかきやすくなります。
気になる顔汗を全身に分散させるイメージです。

運動するのが苦手な人は、まずラジオ体操から始めてみてはいかがでしょうか。
ラジオ体操であれば、運動が苦手な人でも気軽に始めることができるでしょう。

しっかりとした動作を意識して行えば、ラジオ体操も立派な運動になります。

その5 リラックスを心がけよう!

緊張や不安から顔汗をかきやすい人は、普段からリラックスを心がけましょう。

一日の終わりにゆったりとお風呂に入れば、汗でベタつく体もさっぱりしますし、気持ちもリラックスします。
軽く体を動かすことも効果的です。

心と体をリラックスさせたい人は、ぜひヨガに挑戦してみましょう。
ヨガというと難しいイメージがありますが、最近はyoutubeなどにも動画がアップされており、家でも簡単に取り組みやすくなっています。

ゆっくりとした動きのため体への負担も少なく、瞑想なども組み合わせれば精神的なリラックス効果も得られるので試してみてください。

その6 病院で相談しよう!

「様々な方法を試してみたけれど、どうにも顔汗が改善しない」
「とにかくすぐにでも顔汗をどうにかしたい!」
そういう時は、皮膚科で相談してみることをおすすめします。

特に、頭から水をかぶったように顔汗をかく人は、一度専門の医師に相談してみましょう。

病院では、次のような方法で顔汗の改善を行います。

薬による治療

塗り薬や飲み薬を使って汗の量をコントロールします。
塩化アルミニウムの入った塗り薬などが処方されることが多いようです。

また、精神的な緊張や不安が強い人には、気持ちをリラックスさせる薬が処方されたりします。

処方される薬は、その人の症状や医師の治療方針によって異なるので、医師の話をよく聞くようにしましょう。

漢方薬による治療

体質を改善するために漢方薬が処方されることもあります。
漢方薬といっても非常に種類が多く、一人ひとりの状態に合わせて処方されるため、一概に「これが顔汗に良い漢方薬です」ということはできません。
自己判断で漢方薬を服用せず、専門医や薬剤師の指導の下服用するようにしましょう

ボトックス注射による治療

ボツリヌス菌から作られた薬を顔に注射する「ボトックス注射」が行われることもあります。

私たちが汗をかくときは、交感神経の働きが活発になっているときです。交感神経の働きが活発になると、神経の末端から「アセチルコリン」という神経伝達物質が放出されます。

アセチルコリンは汗腺を刺激して汗の分泌を促すため、このアセチルコリンの放出をどう減らすかが汗を減らすカギです。

額にボトックス注射をすると、アセチルコリンの放出が抑えられる結果、顔汗が少なくなったり、出なくなったりします。

そのかわり、わきの下や足などの汗が増えることもあるので、よく医師と話し合った上で施術を受けるかどうか決めましょう。

ボトックス注射は1度注射すると半年程度効果が持続するといわれています

気になる場合は病院で相談を!

顔汗は、他人の目に付きやすい汗です。その分悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

もし顔の汗で気になることがあれば、一度皮膚科で相談してみましょう。
特に「何もしていないのにあごから滴るほど汗をかく」といった場合は、病院で汗の量を軽減することができる場合もあります。

ひとりで悩まずにまずは最寄りの皮膚科を受診してみてください。

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