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足汗のイメージ

足は汗をかきやすい?気になる足汗の原因と治療方法

足の裏が汗ばんでいると感じたことはありませんか?
特に汗をかきやすい夏場は、1日中同じ靴で歩き回ると靴下がしっとりと湿っている場合もありますよね。

汗をたっぷりかくと、湿った感覚や足のニオイが気になる人も多いのではないでしょうか。

今回はそんな足汗の原因と、足汗の治療方法についてご紹介します。
足の汗に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

足が大量に汗をかきやすいのはなぜ?

足汗のイメージ

「ムレやすい靴を履くと、あっという間に靴下が湿ってしまう」
「足の裏が汗で濡れていて気持ちが悪い」

といった経験はありませんか?

足は他の部分と比べても、汗をかく量が多いといわれています。

足は他の部分と比べて汗腺の量が多いため、他の場所に比べると汗の量が多くなりやすいのです。

では、足汗はどんな時に多くなるのでしょうか?

足は、通常の状態でも1日にコップ1杯分の汗をかくといわれています。意外と多いですよね。

しかし、次のような場合はさらに足汗が出やすくなるので、注意が必要です。

1.強いストレスを感じた時

仕事で大事なプレゼンを行う時や、好きな人とデートをしている時など、緊張することもありますよね。

そんな時、手の平にジワジワと汗をかいた経験はありませんか?

そんな時、足の裏も手の平と同じように汗をかいているのです。

長時間に渡って、緊張状態に晒されたり、心配事など強いストレスを脳が感じると、体を守るために交感神経が優位になります。

交感神経が優位になることで、発汗を促す自律神経が刺激を受け、暑くも無いのに汗が止まらなくなってしまったりするのです。

緊張しやすい人や変化に敏感な人ほど足の裏に汗をかきやすいといえます。

2.生活習慣が乱れた時

睡眠不足や食生活の乱れもまた足汗の量に関係しています。

睡眠不足が続くと、交感神経が活発に働くため、自律神経のバランスが乱れて汗をかきやすくなるのです。

またコーヒーや紅茶、栄養ドリンクなどに多く含まれる「カフェイン」や、刺激を与える唐辛子に多く含まれる「カプサイシン」の摂りすぎにも注意しましょう。

カフェインやカプサイシンを摂り過ぎると自律神経のバランスが乱れやすくなるので、汗の量が増えてしまいます。

3. 自律神経やホルモンのバランスが乱れたとき

体の具合が悪くなると食欲が落ちてしまったり、眠りが浅くなったりして、自律神経が乱れがちです。

この状態が長く続く続いて、常に自律神経のバランスが乱れている状態になると、汗の量のコントロールがうまくできなくなって、汗をかきやすくなってしまいます。

また、女性の場合は「更年期障害」でホルモンバランスが乱れると、自律神経が乱れやすくなり汗をかきやすくなることもあります。

足汗の主な治療法

足汗治療法のイメージ

足汗の原因がわかっても、急に自力で汗を止めるのは難しいですよね。

足汗を止めるための治療方法はあるのでしょうか。

足汗は皮膚科で治療を受けることができます。足汗が気になるときは最寄りの皮膚科を受診してみましょう。

皮膚科では次のような治療を行います。

「ビューホット法」

ビューホット法は、最新の多汗治療法といわれています。
メスで切開をする必要がないので、傷跡が目立ちにくいというのが最大の特徴です。

「ハンドピース」という特殊な細い針がついた先端部分を患部に刺し、高周波を当てることで汗腺を破壊し、汗の量をコントロールします。

施術中は麻酔を使用するので痛みの心配がなく、20~30分程で処置が完了するので、体への負担も最小限で済ませることができます。

「ボトックス注射」

ボトックス注射とは、患部に「ボツリヌス菌」から作られた薬を注射して、汗の量をコントロールする方法です。

「ボツリヌス菌」の成分が、発汗を促す「アセチルコリン」という神経伝達物質の分泌を抑えて、汗の量をコントロールしてくれます。

ボトックス注射は繰り返し受けることで、効果が長持ちするという特徴があります。

はじめの内は2か月~3か月で効果が無くなるので、そのたびに注射を受けなければなりませんが、回数を重ねるごとに効果が長続きするようになります。

注射なので、手術などと違って傷跡の心配もなく、ビューホット法よりも低価格で受けられるのもポイントです。

薬による治療

ビューホット法やボトックス注射は針を使用するため、処置を受けるのに抵抗がある人もいるのではないでしょうか。

皮膚科では、汗の量が比較的少ない人や針を使った処置が苦手な人のために、塗り薬による治療も行っています。

処方される塗り薬には、「塩化アルミニウム」が配合されています。

塩化アルミニウムは肌に塗ることで、汗腺を塞ぐフタのような効果が期待できます。

塩化アルミニウムと汗に含まれる水分、皮膚細胞のタンパク質成分「ケラチン」が反応することで、市販の制汗剤よりも汗をかきにくくしてくれるのです。

足の汗が気になる…治療以外の対策方法とは

足汗が気になるイメージ

「クリニックで診察を受ける時間がない……」
「治療を受けるには抵抗がある……」

という人もいますよね。

そんな時は、まず市販されている足汗対策のグッズを試してみましょう。

シンプルなデザインの物が多いので、一見ケア用品と分かりにくく、手に取りやすい商品も多いのでぜひ使ってみましょう。

そんな足汗対策グッズの中から、特におすすめしたい商品をご紹介します。

デオナチュレ 足指サラサラクリーム

「デオナチュレ 足指サラサラクリーム」は、汗を吸収して足をサラサラに保ってくれる制汗クリームです。

パウダーが配合されていますが、他の商品に比べて白くなりにくいため、素足を見せるときや黒い靴下を履いている時でも使いやすいのがポイントです。

天然のデオドラント成分も配合されているので、足汗だけでなく足のニオイが気になる人も一度使ってみてはいかがでしょうか?

オドレミン

「オドレミン」は、塩化アルミニウムが配合されている医薬品です。

足だけでなく全身に使用することが可能なので、汗に量が気になる部分に使ってみましょう。

使い方は簡単で、気になる部分に数滴たらし、肌に塗り込むだけです。

乾燥肌や敏感肌の人は、肌荒れを起こす場合があるので、まずは目立たない部分で試してから使用するようにしましょう。

まとめ

「1日中歩き回った後、靴を脱ぐのが不安……」
「取引先でスリッパに履き替えるのが怖い……」

足汗が多い人の中には、こんな思いを経験したことがある人も多いのではないでしょうか。

そんなときは、まず皮膚科を受診してみましょう。

治療を受けることで、足汗のストレスが和らぐはずです。

また、病院で治療を受けるだけでなく、今回ご紹介したような対策グッズも使ってみてくださいね。

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