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ワキガの手術費用のイメージ

ワキガの手術は保険適用?気になる費用を徹底解説!

ワキガに悩んでいる人の中には「対症療法じゃなくて、根本的にワキガを解消したい!」と思っている人も多いのではないでしょうか?

制汗剤やワキガをケアするアイテムなどを使っていても、効果が一時的だったり、あまり効果が感じられなかったりすることもありますよね。

現在、ワキガは手術を行うことで根本的に解消することが可能です。

では、ワキガの手術を行う際の費用はどれくらいなのでしょうか?

この記事では、ワキガ手術の費用と保険適用の有無についてわかりやすく解説します。

ワキガは治療できるの?

ワキガ治療のイメージ

ドラッグストアや通販などではワキガに効果があるアイテムも多数市販されていますが、効果がイマイチだったり、値段が高かったりして使い続けるのを躊躇っている人も少なくないでしょう。

ワキガに悩む人の多くは

「ワキガから解放されたい!」
「制汗剤などで一時的に抑えるのではなく、根本的にワキガをどうにかしたい!」

と思っているのではないでしょうか?

ワキガは、正式な名前を「腋臭症」といって、皮膚科や形成外科などで治療が可能な症状です。

病院では塗り薬やボトックス注射などを利用して、臭いのもとになる汗の量をコントロールする治療を行います。

しかし、あくまでもこれらの治療の効果は一時的なものです。

根本治療には手術が必要

では、ワキガは根本的に解決することができないのでしょうか?

ワキガを根本的に解決するには、手術を受ける必要があります。

手術で、ワキガの原因になる汗を分泌する「アポクリン汗腺」を取り除いたり、破壊したりする必要があるのです。

手術といっても様々な方法があり、中には日帰りで受けられるものもあります。

ワキガの根本的な解決を望むのであれば、かかりつけの医師によく相談の上、手術を受けることも検討してみましょう。

ワキガ手術の流れ

ワキガ手術の流れのイメージ

ワキガの手術は、行ったその日に30分程度で受けられるものではありません。

また、その日のうちにいつも通りの生活に戻れるものでもありません。

まずはワキガ手術の流れについて簡単におさらいしておきましょう。

①医師の診察を受ける

ワキガの手術を受けるにあたって、医師の診察を受ける必要があります。

ワキガの程度がどれくらいなのか、どんな方法で治療するのがベストなのか医師とよく相談してください。

またこのタイミングで血液検査を行って、手術ができるかどうかを判断します。

②手術の日程を決める

手術をすることになったら、手術の日程を決めます。

この時大切なのは、手術の当日と翌日は安静にしていられる日を選ぶことです。

ワキガの手術はそれなりに負担の大きい手術なので、最低でも手術当日と翌日は安静にして体の回復に努められる日程を選びましょう。

③手術を受ける

手術を受けます。

手術の際は麻酔を使うので、術中の痛みはありません。

しかし、麻酔が切れてから痛みが出てくるので、痛み止めや胃薬、止血剤や抗生物質などが処方されます。

手術の方法によっては脇をしっかりと固定するので、車や自転車の運転はできません。

基本的にワキガの手術で入院は必要なく、当日日帰りで手術を受けることができます。

④家で安静に過ごす

当日と翌日は、医師の言いつけをよく守って安静に過ごします。

重たいものを持ったり、運動したりするのは禁止です。

横になる必要はありませんが、脇を大きく動かさないようにしましょう。

⑤術後の経過を診てもらう

手術の経過を診てもらうために、医師に指示されたタイミングで病院を受診してください。

傷がふさがった時点で抜糸します。

抜糸後も手術の効果を見るために通院が指示される場合もありますので、医師の指示に従ってください。

人によっては傷跡が残ってしまうことがありますが、その際は傷跡を目立たなくするための処置が行われることもあります。

ワキガ手術の種類と費用

ワキガ手術のイメージ

一口にワキガ手術といっても、いくつかの方法があります。

それぞれの方法と大まかな費用を解説しましょう。

剪除法

剪除法は、脇を切開して、医師が直接目で確認しながらアポクリン汗腺を取り除く方法です。

直接目で確認してアポクリン汗腺を取り除くので非常に効果が高く、汗腺の取り残しによる再発も少ないとされています。

しかし、脇の下を切開するため傷跡が残る・回復するまでに時間がかかるというデメリットがあります。

費用は、保険が使える病院で手術を受けた場合、自己負担は両脇の手術で4万2千円程度です。

手術を受ける際は、手術の前と後に通院する必要があるので、その診察費や薬代なども考えておく必要があります。

吸引法

吸引法は、脇の下を数ミリ程度切開して、そこから特殊な器具を入れ、アポクリン汗腺を吸引して取り除く方法です。

剪除法に比べて傷が小さいため、傷跡が残りにくく回復も早いというメリットがあります。

一方で、直接目で見てアポクリン汗腺を取り除くわけではないので、取り残しなどが起きやすく、ワキガが再発してしまう場合もあります。

再発の可能性が高いため、現在はあまり行われていない手術法です。

ミラドライ

ミラドライは、皮膚を切開することなく、電磁波を利用してアポクリン汗腺を破壊する治療法です。

皮膚を切らずに行える治療なので、傷跡が残らず、痛みも最小限で済むというメリットがあります。

一方で、ミラドライの効果は長期間続きますが、剪除法に比べると再発しやすいのがデメリットです。

ミラドライは保険が適用されない自費診療のため、1回あたりの費用が高額になる点にも注意しましょう。

価格は病院によって異なるので、ミラドライを希望する人は一度病院に相談してみることをおすすめします。

手術に保険は適用されるの?

手術の保険適用のイメージ

ワキガの根本的な治療法を3つご紹介しましたが、それぞれ保険は適用されるのでしょうか?

できることなら、医療費は安く抑えたいものですよね。

できるだけ費用を抑えてワキガを解消したいのであれば、保険が使える医療施設(保険医療機関)で、保険適用の手術を受けることが大切です。

病院の中には、保険が適用されない病院もあります。

保険が適用されない病院で治療を受けると、費用は全額自己負担になってしまうので注意しましょう。

基本的に、いつも保険証を持って受診している皮膚科や形成外科であれば、保険を使って手術を受けることができます。

まずは最寄りの皮膚科で相談を

手術を受ける際は、病院で医師の説明をよく聞き、疑問点を解消した上で手術を受けることが大切です。

手術の方法はもちろん、再発のリスクや費用、保険適用の有無など、わからないことはなんでも質問しましょう。

なお、ワキガの手術は受診したその日に行えるものではありません。

手術の前と後に診察を受ける必要があるので、手術料金に1万円から2万円程度プラスした金額を見積もっておくようにしましょう。

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