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ホホバオイルはどんな油? 特徴と育毛効果を解説

皮脂の過剰分泌は頭皮の大敵です。

酸化すると頭皮にダメージを与えますし、毛穴が詰まる原因にもなります。 そのため、「油(脂)は薄毛を招く」というイメージを抱いている人もいるでしょう。

しかし、中には頭皮のケアに適しており、育毛効果が期待できる油もあります。

それがホホバオイルです。

ここでは、ホホバオイルの効能や注意点について解説します。

ホホバオイルの主成分はロウ

ホホバオイル

ホホバは、ナデシコ目ホホバ科(シモンジア科)の植物です。

主にアメリカ南西部からメキシコ北部の乾燥地帯に自生しています。
雨の少ない厳しい環境で育つため生命力は強く、水分を蓄える能力も高いのが特徴です。

ホホバオイルは、ホホバの種子を搾って作られます。
最大の特徴は、サラサラしていてベタつかないことです。

それもそのはずで、ホホバオイルの主成分は液状ワックスエステル、つまりロウなのです。

したがって、オイルとはいうものの、厳密には「油脂」に含まれません。
一般的な植物オイルとは、まったく性質が異なります。

ホホバオイルは保湿効果が高く、毛穴ケアもできる

ホホバオイル

ホホバオイルには、多くの育毛効果が期待できます。
主な効果を紹介しましょう。

頭皮を保湿する

頭皮の乾燥は、薄毛の原因の1つです。
乾燥した頭皮は機能が低下し、健康な髪が生えてこなくなってしまいます。

さらに摩擦などの刺激や雑菌・アレルゲンなどの外敵にも弱くなり、炎症が発生することもあるので注意しましょう。

薄毛を改善するには、頭皮の保湿ケアが欠かせません。

ホホバオイルは保湿効果が非常に高く、頭皮に塗れば水分の蒸発を防いでくれます。

しかもベタつかず肌になじむため、とても塗りやすいのです。
これは、ワックスエステルが皮膚にも含まれている成分であり、皮膚になじみやすいことが関係しています。

また、その性質上、アレルギーも発生しにくく、安全性も高めです。
加えて、ホホバオイルは皮脂などと異なりニキビもできにくいとされているため、保湿ケアには最適なのです。

皮脂詰まりを改善する

毛穴に詰まった皮脂は雑菌の餌となり、頭皮の炎症を引き起こします。
乾燥と同様、頭皮の機能を低下させて薄毛の原因となるため、毛穴ケアはとても大切です。

しっかりシャンプーしているつもりでも、髪が邪魔となって毛穴が洗えていないことは少なくありません。
落とし損ねた皮脂は酸化して固くなり、さらに頑固な汚れになってしまうため、対策を考える必要があります。

そこで登場するのがホホバオイルです。

ホホバオイルは皮脂とよくなじむため、毛穴に詰まった皮脂を浮き上がらせて落としてくれます。
シャンプーの前に、適量のホホバオイルを頭皮に塗ってマッサージし、十分にすすいでから髪を洗ってください。

もちろん、入浴後もホホバオイルを頭皮に塗り、保湿ケアを行いましょう。

頭皮に栄養を与える

ホホバオイルには、皮膚の健康維持に必要なビタミンA、Eやミネラル類が豊富に含まれています。

さらに抗炎症作用や抗菌作用、抗アレルギー作用もあるため、頭皮の健康維持に効果的です。
頭皮に十分な栄養を与えてくれるので、積極的に使って髪の成長をサポートしましょう。

ホホバオイルを育毛ケアに使う際の注意点

ホホバオイルは価格も安く、安全で使いやすい育毛アイテムです。
しかし、何も考えずに使っても効果が出るわけではありません。

ホホバオイルの注意点を知っておきましょう。

AGAには効果なし

ホホバオイルには、AGA(男性型脱毛症)の進行を抑制できる成分は含まれていません。

あくまでも、頭皮ケアによる育毛のために使うべきアイテムです。
脱毛が激しい時は、AGAを疑い専門クリニックを受診しましょう。

合わない人もいる

ホホバオイルはアレルギーを引き起こしにくいものの、人によっては体質に合わないこともあります。
皮膚のかゆみ・赤みなどの症状が現れたら、すぐに使用を中止してください。

塗り過ぎに注意

ホホバオイルは酸化しにくい物質ですが、まったく酸化しないわけではありません。
大量に塗れば、やはり酸化による悪影響が心配されます。

塗れば塗るほど効果が出るものでもないので、適量を塗るようにしましょう。
保管中も酸化は進行しますから、一度開封したら早めに使い切ってください。

ホホバオイルで頭皮の保湿ケアに挑戦!

ホホバオイルは、頭皮の乾燥に悩まされている人を助けてくれるアイテムです。
頭皮がガサガサで、抜け毛やフケが目立つようなら、ホホバオイルで保湿ケアを行いましょう。

もちろん、普段の頭皮ケア用品としても有効です。

ホホバオイルを選ぶときは、ビタミンが豊富に含まれている非加熱処理のホホバオイルを選び、ぜひ毎日の頭皮ケアに役立ててみてくださいね。

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