目次
最近髪のボリュームが少なくなった気がする
「最近、髪の毛のボリュームが少なくなってきた気がする」
「分け目が目立つ」
「抜け毛が増えた」
髪の悩みは人それぞれです。
髪のボリュームが少なくなったり、分け目が目立ってきたりといった症状に悩む人は決して少なくありません。
中には「年齢的に仕方のないことだ」と諦めてしまっている人もいるかと思いますが、薄毛・抜け毛が気になったら早めに対策を始めましょう。
適切な対策を行うことで、薄毛・抜け毛を改善することができます。
髪が薄くなる主な原因
まず、薄毛・抜け毛の対策法をお伝えする前に、薄毛・抜け毛の主な原因をおさらいしておきましょう。
AGA
AGAは正式な名前を「男性型脱毛症」といいます。男性ホルモンの働きが活発化することで起きる脱毛です。
ホルモンバランスの変化
女性の場合、妊娠・出産や更年期などによるホルモンバランスの変化でも髪の毛が抜けることがあります。
加齢
加齢によって髪の毛が細くなることで、髪の毛のボリュームが少なくなるのも珍しくありません。
ストレス
昔から「ストレスで髪の毛が抜ける」といいますが、ストレスも抜け毛の主な原因です。
ストレスによる薄毛・抜け毛のメカニズム
薄毛・抜け毛の原因は様々ですが、今回は特に「ストレスによる薄毛・抜け毛のメカニズム」について詳しく解説しましょう。
強いストレスにさらされると、私たちの心と体に様々な変化が起こります。
例えば、眠れなくなったり、イライラしやすくなったり、食欲が無くなったりしますよね?
これらは心の症状ですが、体にも大きな変化が現れるのです。
強いストレスを受けると、次のような変化が現れます。
血行が悪くなる
自律神経が乱れることで血行が悪くなると、髪の毛を作る毛母細胞に十分な栄養が行き渡らなくなります。
結果として、細く短く抜けやすい髪の毛になってしまい、薄毛・抜け毛が増えるといわれています。
男性ホルモンの分泌が活発になる
強いストレスは、ホルモンバランスにも影響を与えます。
相対的に男性ホルモンの分泌が活発になるため、AGAのような症状が現れやすくなります。
亜鉛が大量に消費される
ストレスを受けると、亜鉛が大量に消費されます。
亜鉛は、健やかな髪の毛のためには欠かせない栄養素です。その亜鉛が不足することで、健康な髪の毛が育ちにくくなってしまいます。
免疫システムに異常をきたす
強いストレスを受けると円形脱毛症になる人は珍しくありません。
円形脱毛症とストレスとの直接的な関係はまだ詳しく解明されていませんが、免疫システムの異常が健やかな髪の毛の生育を阻んでいるのではないかといわれています。
ストレスによる薄毛・抜け毛は治るの?
では、ストレスによる薄毛・抜け毛は治すことができるのでしょうか?
基本的に、ストレスによる薄毛・抜け毛は原因となるストレスを取り除くことで改善することが多いといわれています。
しかし、何がストレスになっているのかを自覚していない人も多く、原因を突き止めるには少し時間がかかることも珍しくありません。
放置は厳禁!
もし薄毛・抜け毛が気になり始めたら、早めに皮膚科を受診しましょう。間違っても放置したり、自己流のケアで解決しようとしないでください。
放置すればするほど健やかな髪の毛を作る機能が衰えてしまいます。
早めに適切な対処をすることで治療が可能なので、まずは専門の医師に相談してみましょう。
ストレスによる薄毛・抜け毛を防ぐために
ストレスによる薄毛・抜け毛は普段の習慣である程度予防することができます。
生きていればある程度のストレスは仕方がありませんが、意識してストレスを溜め込まないようにすることが大切です。
大きなストレスがある場合は、専門のカウンセラーなどに相談してアドバイスをもらうのも良いでしょう。
「他の人に比べたら自分はまだマシだ」などと考えてはいけません。
他人と我慢比べをしたところで、ストレスが小さくなることはないからです。
オススメのストレス発散法
ストレスによる薄毛・抜け毛を防ぐためには、日ごろのストレス発散が欠かせません。
オススメのストレス発散法をご紹介しましょう。
美味しいものを食べる
ストレスによって食欲がなくなる人もいれば、かえって食欲が増す人もいます。
もし、食欲が落ちないのであれば、とびっきり美味しいものを食べにでかけましょう。
好きなもの・美味しいものをおなかいっぱい食べることで、少しだけストレスが和らぐのではないでしょうか。
運動をする
強いストレスにさらされていると、体を動かすのも億劫になりがちです。しかし、体を動かさずにいると体の緊張が取れず、どんどん血行が悪くなってしまいます。
また、ストレスに関することばかり考えてしまいがちです。
ストレスを感じている時ほど軽く体を動かしてみましょう。
ハードな運動でなくて構いません。
ストレッチをしたり、ヨガをしたり、ウォーキングにでかけたりするだけで体の緊張がほぐれ、リラックスできます。
誰かに話を聞いてもらう
誰かに話を聞いてもらうことは、ストレス解消にとても有効です。
専門的なカウンセラーでなくても、家族や友人に話を聞いてもらうだけでラクになる人は多いのではないでしょうか?
誰かに話を聞いてもらう時は、ぜひストレスになっているコミュニティの外に相談できる人を作りましょう。
会社のことがストレスであれば、趣味でつながった友人に相談してみる。
家族のことがストレスであれば、仕事つながりの人に相談してみる。
ストレスになっているコミュニティの外に相談できる人を持つと、客観的に話を聞いてもらうことができます。
一人で抱え込みがちな人や気安く相談できる人がいない人は、匿名の電話相談を利用しても良いでしょう。
気分転換に出かける
家の中に閉じこもってばかりいると、どうしても視野が狭くなりがちです。また、気分も滅入ってきます。
強いストレスを感じているときは、気分転換に出かけてみるのも良いでしょう。
興味がある場所に出かけてみるのも良いですが、近所の公園に足を運ぶだけでも気が紛れます。
思いっきり泣く
大人になると、どうしても泣けなくなるものです。
しかし、たまには思いっきり泣いてみましょう。
涙には、ストレス物質を体外に排出する働きがあるとされています。
泣くことで溜まっていたストレスをリセットされるだけでなく、ストレスが溜まりにくくなるので、定期的に「泣くための時間」を設けるのもオススメです。
早期発見・早期対処で薄毛・抜け毛を改善しよう!
ストレスによる薄毛・抜け毛は、原因となるストレスが解消されれば改善することがほとんどです。
しかし、早期発見・早期対処を行うことで、よりスムーズに改善することができます。
日ごろからストレス発散を心がけるとともに、必要に応じて皮膚科を受診するなどして適切に対処しましょう。