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海外発のダイエット方法は続けにくい?
ビリーズブートキャンプやトレーシー・メソッドなど、海外発のダイエット方法は効果が高く、根強い人気があります。
しかし、せっかくDVDを買ったのに、しばらくしてお蔵入りになった、なんて方は多いと思います。
海外発のダイエットはなぜ続けにくいのでしょうか。
アメリカ発のダイエット方法はハード!
海外、特にアメリカ発のダイエット方法は、エクササイズ量の多さはもちろん、動き一つ一つがハードなものが多いです。
有名なビリーズブートキャンプは、極限までトレーニングをして筋肉を鍛えるダイエット方法でした。
マドンナのトレーナー経験があるトレーシー・アンダーソンが考案したトレーシー・メソッドは、ビリーズブートキャンプを少しゆるくした女性版ビリーズブートキャンプといった感じ。
トレーシー・メソッドに挑戦した人の中には筋肉痛が辛くて辞めてしまう人も少なくありません
海外発のダイエット方法は劇的なボディ変化が期待できますが、続けるには我慢強さと最初からハードな運動に耐えられる体が必要です。
しかし、今回ご紹介するモムチャンダイエットは、今まで運動をしていなかった人や、太りすぎて普通の運動をすると体に負担がかかる人でもできるトレーニングを提案しています。
50キロ減量者も!モムチャンダイエットとは?
モムチャンダイエットの「モムチャン」とは、「モム=体」「チャン=最高の」という意味の韓国語です。
男性なら筋肉がついたがっしりとした体がモムチャン、女性なら曲線的でしなやかに引き締まっている体がモムチャン、というように男女で理想のモムチャンがあります。
モムチャンダイエットは、その名の通り最高の体を目指すダイエット。
驚くことに、考案者は元々一般の主婦だった女性、チョン・ダヨンさん。
20キロのダイエットに成功した経験を元に、無理なく続けられるエクササイズ「フィギュアロビクス」を考案しました。
モムチャンダイエットは、韓国のテレビ番組の企画で、チョン・ダヨンさんが100キロ越えの女性を50キロ減量させたことで、一躍有名になったのです。
モムチャンダイエットは運動メインのダイエット方法
モムチャンダイエットも、ビリーズブートキャンプやトレーシー・メソッドのように、15分以上続ける運動メインでダイエットを行ないます。
今までの海外発のダイエット方法との違いは、運動の負担の少なさ。
休みなく体を動かし続けるという点は、これまでの海外発ダイエット方法と同じですが、太っている人でも続けられるように膝や腰に負担が少なく、運動に慣れていない人でもきつくない動きが中心です。
ストレッチのような動きが多いので、筋肉を鍛えてムキムキのボディになることなくシェイプアップができます。
膝への負担が不安で激しい運動は避けたい、という男性でも取り入れやすく、ジムに通うことなく筋肉トレーニングできるでしょう。
開発者チョン・ダヨンさんのダイエット理論
チョン・ダヨンさん自身、かつては70キロを越えてダイエットに励んだという経験を持っています。
当時は、太っていることを夫にバカにされたことと、腰痛により育児と家事がしづらくなったことがダイエットのきっかけだったそうです。
チョン・ダヨンさんもダイエット当初は、ジムで厳しいトレーニングによるダイエットを行なったそうですが、女性らしい体というよりがっちり筋肉質な体になってしまったと著書で語っています。
そこで、ムキムキのボディではなく、曲線的なボディを作るために、フィギュアロビクスという独自のエクササイズを考案したのです。
筋肉がムキムキのがっしりボディは避けたいところですが、男性も女性も筋肉がなければメリハリのあるボディになれません。
また、筋肉がしっかりついていると、基礎代謝(体を動かさなくてもカロリーが消費されること)が促進され、1日の消費カロリーが少しずつ増えていきます。
食事制限だけで痩せると、ただげっそりと不健康に痩せたり、食べられないストレスでどか食いをしてリバウンド、という結果になりがちです。
無理なく続けられる運動を取り入れて、筋肉をじっくり育てれば、きつい食事制限をしなくても健康的にストレスなく痩せられる、というわけです。
モムチャンダイエットのフィギュアロビクスとは
モムチャンダイエットでは、有酸素運動と無酸素運動を組み合わせたフィギュアロビクスをトレーニングとして行います。
有酸素運動で脂肪を燃焼し、無酸素運動で強くしなやかな筋肉を作ることが目的です。
フィギュアロビクスは筋トレですが、ムキムキにならず、女性らしい曲線的な引き締まったボディを作るために、必要な部分の筋肉を効率よく鍛えられます。
骨盤を動かす動作が多いのも、女性らしいキュッとくびれたウエストを作るため、工夫して作られたトレーニングの証拠です。
ビリーズブートキャンプやトレーシー・メソッドのように、激しい動きが多いトレーニングではなく、筋肉をじっくり動かしていくトレーニングなので、途中で息切れすることもありません。
痩せやすい体を作る!モムチャンダイエットのポイント
フィギュアロビクスで有酸素運動と無酸素運動を行い、筋肉をつけて代謝を促進してダイエットするモムチャンダイエット。
モムチャンダイエットを行う上で、より成功へと近づくためのポイントを抑えておきましょう。
1日15分でも運動する習慣を身につける
モムチャンダイエットは運動をメインに行うダイエットです。
毎日は無理でも、まずは週に2、3日はフィギュアロビクスで運動をしましょう。
チョン・ダヨンさんはダイエットは習慣化させることが成功の近道、と語っています。
フィギュアロビクスを行う習慣を身につけるために、最初の2週間はサボらずにしっかりトレーニングを行うのがポイントです。
運動が習慣になれば、体を動かす心地よさも感じられますし、挫折もしにくくなります。
食事は1日6回に分ける
チョン・ダヨンさんは1日6回食事をするそうです。
本来1日3食、というのが基本的な食生活ですが、3食の食事を6食分に分けるのです。
最初から6食を用意するのではなく、3食を6食に分けるので、総摂取カロリーが増えることはありません。
食事の回数を増やすことで、空腹感によるストレスを無くし、ドカ食いによるリバウンドを防ぎます。
また、食事の間隔が短くなると、血糖値が急上昇するのを防げるので、脂肪を溜め込みにくくなるという効果もあるのです。
体重は気にしない
ダイエットで体重を気にしすぎると、「こんなに頑張っているのに全然減っていない」とダイエットに自信がなくなったり、挫折の原因になります。
モムチャンダイエットでは、体重よりも見た目の変化を意識することを提案しており、体重を計る習慣は重視しません。
フィギュアロビクスは筋肉を鍛える効果があるので、体脂肪が減って筋肉が増えた結果、体重に変化がない、ということもあります。
体重が変わらなくても脂肪は減っており、筋肉がしっかりと付いてきているので、モムチャンダイエットを行うと体重以上に引き締まった見た目になります。
モムチャンダイエットを行う時は体重だけを気にせず、見た目の変化に目を向けましょう。
週に1日は自分解放デーを設ける
チョン・ダヨンさんは、ダイエット中でも週に1日は好きなものを好きなだけ食べる、という自分解放デーを設けているそうです。
普段は我慢しているピザなど、高カロリーのものをその日だけは思いっきり楽しみ、ストレスを予防しましょう。
1週間のうち6日頑張れば、残り1日は自分を甘やかすことができる、というメリハリがダイエット成功の鍵になります。
モムチャンダイエットの注意点は食べ過ぎないこと
モムチャンダイエットでは1日6食を推奨していますが、1食ごとにたくさん食べるのはNGです。
あくまでも、普段3回の食事で食べる量を6回に分け、そう摂取カロリーを変えないことが大切になります。
1食あたりのボリュームが通常の食事と変わらなければ、6食も食べたらカロリーオーバーになってしまいますよね?
モムチャンダイエットを行う際は、あくまでも1日の総摂取カロリーを増やすことなく、食事の回数だけを増やすことが大切です。
総摂取カロリーが増えてしまうと、フィギュアロビクスを一生懸命行ってもカロリーを消費しきれず、痩せにくくなってしまいます。
モムチャンダイエットを始めたら、普段食べている3回の食事を6食分に分けてみましょう。
1日6食に慣れてきたら食事内容を一度見直し、野菜や脂身の少ないお肉やお魚、大豆食品、海藻類、きのこ類などヘルシーな食材を意識した食事に改善していきましょう。
モムチャンダイエットで健康的な美ボディをゲット!
ダイエットは努力なしに成功はしない。
でも、きつい努力では挫折をしてしまう。
モムチャンダイエットは、続けやすいトレーニングプログラムになっているので、運動習慣がなかった人も、太って体を動かしにくい人でもトライしやすいダイエットです。
フィギュアロビクス習慣を作って、筋肉を少しずつ育てて痩せやすい体質になれば、無理な食事制限をしなくてもスッキリシェイプアップできるでしょう。