体が硬い人にヨガは無理?
ヨガに対して「体が柔らかい人にしかできないもの」というイメージを持っている人は少なくありません。
「ダイエットにヨガが良いらしいよ」などと聞いても「体の硬い自分には無理!」とチャレンジする前から諦めてしまっていませんか?
確かに、youtubeにアップされているヨガの動画などを見ると、皆さん体が柔らかい人ばかりですよね。
しかし、ヨガは体の硬い人にこそ初めて欲しいエクササイズなんです。
続けることで柔軟性がアップ!
ヨガをしている人の中には「最初のころは体が硬かった」という人も珍しくありません。
ヨガは、続けることで徐々にしなやかな筋肉が身に付き、体の柔軟性が増してきます。
ヨガを始めるにあたって、体が硬いか柔らかいかはあまり気にしなくて良いでしょう。
また、ヨガは深い呼吸を意識して行うエクササイズです。
たっぷりの酸素を体の中に取り込んで行う立派な有酸素運動なので、脂肪燃焼効果・代謝アップ効果も期待できます。
もちろんゆったりとした動きなので、エアロビクスやジョギングといった激しい動きが苦手な人にもおすすめです。
体が硬い人でもできる!おすすめのポーズ5選
それでは、体が硬い人でもできるおすすめのポーズを5つご紹介しましょう。
どうしても難しい場合は「ヨガブロック」や「ヨガベルト」といった補助具を使うと、無理なくポーズを作ることができますよ。
ヨガは基本的に自分のペースで無理なく行うものです。
最初からポーズを完璧に美しくきめようとせず、無理のない範囲で少しずつ難易度を上げていきましょう。
三角のポーズ(ウッティタトリコナアーサナ)
まず最初におすすめしたいのが「三角のポーズ」です。
三角のポーズは上体を倒して胸を開き、ウエストをしっかりと伸ばすポーズで、立った姿勢で行います。
体幹を鍛えるだけでなく、全身の血行を良くする効果も期待できるんですよ。
全身の血行が良くなると、代謝もアップします。慣れないうちは難しいと感じるかもしれませんが、チャレンジしてみてくださいね。
~三角のポーズのやり方~
- 1.まっすぐに立って、両足を大きく開きます。体を傾ける方の爪先は外側へ向けましょう。この時、両足のかかとが一直線上にあるかどうかをチェックしてください。
- 2.息を吐きながら上半身を倒します。つかめる人は足首をつかんでください。体が硬い人は無理をせず、すねに手を当てましょう。
- 3.反対側の手をゆっくりと真上に上げます。
- 4.旨を開くようにして体をねじり、真上に上げた手の指先を見てください。
船のポーズ(ナーヴァ・アーサナ)
「船のポーズ」は、腹筋と背筋を鍛えることができるポーズです。不安定なポーズなので、倒れても安全な場所で行いましょう。
船のポーズのコツは、座る姿勢にあります。
おしりの肉をしっかりと横にかき出し、おしりの穴を床に付けるようにして座ってください。
~船のポーズのやり方~
- 1.床に足を伸ばして座ります。この時、おしりの肉をしっかりと横にかき出し、おしりの穴を床に付けるようにして座りましょう。
- 2.膝を曲げ、太ももの裏に手を入れます。
- 3.片足ずつ床から離します。この時、姿勢がぶれないように腹筋と背筋を意識しましょう。呼吸は止めずに行ってください。
- 4.余裕がある人は足を伸ばし、太ももの裏から手を離してみましょう。
杖のポーズ(ダンダーサナ)
「杖のポーズ」は、シンプルな長座のように見えますが、意外と腹筋や背筋など体幹部分を使うポーズです。
骨盤をしっかり立てて行うことで腰回りの筋トレにもなるので、1日5分を目安に頑張ってみましょう。
~杖のポーズのやり方~
- 1.足を伸ばして座ります。
- 2.両手でおしりの肉を外側にかき出し、おしりの穴を床に付けるイメージで骨盤を立てます。
- 3.背筋を伸ばし、腕を体の両脇に置きます。
- 4.腹筋と背筋を意識し、頭の上から糸で吊るされているような感覚を持ちながら姿勢をキープしてください。
バッタのポーズ(シャラバーサナ)
「バッタのポーズ」は、むくみ解消に効果的なポーズです。背筋も使うので、背中のシェイプアップにも最適ですよ。
うつ伏せになって行いますが、決して無理に体を起こそうとしないでください。背骨や腰を痛めてしまう恐れがあります。
~バッタのポーズのやり方~
- 1.うつ伏せになります。足は腰幅に開き、手は体のわきに沿わせておきましょう。
- 2.息を吸いながら上半身を軽く持ち上げます。この時、背筋を意識してください。
- 3.呼吸を止めずに両足を床から離します。
- 4.余裕がある人は、目線を少し斜め上に向けましょう。
太鼓橋のポーズ(セツバンダーサナ)
「太鼓橋のポーズ」は、おなかのシェイプアップや便秘解消に効果が期待できるポーズです。
首や腰に負担がかかりやすいので、痛みがある人は無理に行わないようにしましょう。
リラックス効果もあるポーズなので、息を止めず、ゆったりとした呼吸を意識して行うのがポイントです。
~太鼓橋のポーズのやり方~
- 1.仰向けになります。
- 2.両膝を立て、かかとをできるだけおしりに近づけてください。
- 3.息を吐きながら両足でマットを踏み込み、ゆっくりと腰を高く上げていきます。
- 4.腰が高く上がったら、肩甲骨を寄せて腰の下で手を組みましょう。
- 5.15秒程度キープしたら、ゆっくりと腰を下ろして仰向けの姿勢に戻ってください。
ヨガでしなやかな筋肉をつけよう!
体が硬い人ほど「自分には無理!」と思っているヨガですが、続けることでしなやかな筋肉が身に付き、徐々に体も柔らかくなってきます。
しなやかな筋肉は、健康的なダイエットに欠かせないものです。
ヨガで質の高い筋肉を付けて代謝をアップさせ、ダイエットを成功させましょう!