ダイエット中は禁酒すべき?
ダイエット中にお酒が飲みたくなることはありませんか? 食事制限や運動などダイエットを頑張ってると、たまにはほろ酔い気分になってリフレッシュしたいですよね。
毎日の晩酌が楽しみな人も、仕事の飲み会が断れない人も、ダイエット中はお酒とどう付き合っていけば良いのでしょうか。
ダイエット中は、できれば禁酒しましょう。
アルコールを摂取すると、摂取カロリーが増えるだけでなく代謝も悪くなるためです。
アルコールは、炭水化物よりも高カロリーです。お酒のお供のおつまみも、上手に選ばなければ、どんどん摂取カロリーが増えてしまいます。
ダイエットを成功させるためには、摂取カロリーをコントロールし、上手にお酒と付き合っていくことが大切です。
ダイエット中はどうして禁酒した方が良いの?
では、どうしてダイエット中は禁酒するのが望ましいのでしょうか?
ダイエット中にアルコールを避けるべき理由は大きく3つあります。
アルコールは高カロリーだから
アルコールは、1gあたり7.1kcalのエネルギー量です。糖質やタンパク質は1gあたり4kcalなので、それに比べるといかにアルコールが高カロリーかわかるのではないでしょうか?
参考値ではありますが、お酒ごとのカロリーをすべて100mlで換算して比べてみましょう。
ビール | 40〜70kcal |
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ワイン | 80〜100kcal |
日本酒 | 105〜110kcal |
焼酎 | 110〜200kcal |
ウイスキー | 225〜250kcal |
当然お酒を飲むときは100ml程度で済むはずが無いので、1杯あたり軽く2倍から4倍のカロリーになります。
アルコール度数が高くなればなるほどカロリーも高くなりますが、甘いサワーやカクテルには糖分がプラスされているので、アルコール度数が低くてもそれなりに高カロリーです。
食欲が増して食べ過ぎてしまう恐れがあるから
お酒を飲むと、食欲が増しませんか?
アルコールには食欲増進効果があります。そのため、お酒を飲むとついつい食べ過ぎてしまうという人は多いものです。
特にお酒を飲むと唐揚げやフライドポテトや、〆のラーメンが食べたくなりますよね。
普段食事制限をしている人ほど、「こんな時ぐらい良いだろう」と食べ過ぎてしまいがちです。
ダイエット中は禁酒をして、アルコールによる食欲増進を防ぎましょう。
栄養の吸収が遅れてしまうから
摂取したアルコールは、肝臓で分解されます。
一度に大量のアルコールを摂取すると、肝臓がアルコールの分解を優先するため、炭水化物や脂質などの分解・吸収が後回しになってしまうので注意が必要です。
また、グリコーゲンと呼ばれる栄養素は、普段なら肝臓や筋肉に一時的に貯蔵されます。
しかし、肝臓がアルコールの分解を優先することで貯蔵が後回しになると、中性脂肪に変わってしまうのです。
グリコーゲンが変化した中性脂肪が増えると、体脂肪も増えてしまいます。
その結果太りやすくなり、今までの努力が水の泡になってしまうこともあるので注意しましょう。
どうしてもお酒が飲みたい時は?
ダイエット中の飲酒はいけないことはわかっていても、たまにはほろ酔い程度にたしなみたいですよね。
そんな時は次のポイントに気を付けてお酒を楽しみましょう。
合わせるおつまみを工夫しよう
お酒を飲むと、揚げ物やチーズなどおつまみを食べたくなりますよね。
高カロリー・高脂質なおつまみでは、摂取カロリーが増えて太ってしまいます。
リバウンドを防ぐためにも、高カロリーなおつまみを食べないよう工夫しましょう。揚げ物やチーズを使ったおつまみは要注意です。
ダイエット中に食べるのであれば、枝豆やキムチ、冷奴などを選ぶと良いでしょう。
枝豆もキムチも冷奴も、1人前あたり約60kcalと非常に低カロリーです。
選ぶおつまみによっては、おつまみの食べ過ぎによるカロリーオーバーを防ぐことができるので、ダイエット中はおつまみのカロリーにも注目してみましょう。
量を控えめにしよう
ダイエット中は、飲むお酒の量も控えめにしましょう。
お酒の量を控えめにすれば、それだけ摂取カロリーも抑えることができます。
缶チューハイや缶ビールを飲むときは、「糖質カット」や「カロリーオフ」と書かれたものを選ぶようにするのも一つの手です。
飲むタイミングを工夫しよう
ダイエット中は、お酒を飲むタイミングも工夫しましょう。食前よりも、きちんとごはんを食べた後に飲んだ方がおつまみの食べ過ぎを防ぐことができますよ。
また、飲む時間にも注意が必要です。夜中にお酒を飲んでおつまみ食べてしまうと、太りやすくなります。
食前や夜中にお酒を飲むことは避け、飲むペースもいつもよりゆっくりにすることが大切です。
ダイエット中は上手に節酒しよう
ダイエット中にお酒を飲むと、アルコールとおつまみのダブルパンチでカロリーオーバーになってしまうおそれがあります。
これまでの努力を水の泡にしないためにも、できるだけ禁酒するようにしましょう。
どうしてもお酒が飲みたいときは、お酒に合わせるおつまみを工夫し、いつもよりお酒の量を控えめにすることが大切です。