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なかなか痩せないのは水太りだから!?水太りの基礎知識と対処法

ダイエットをしているのに、なかなか体重が落ちない……という人は珍しくありません。食事のカロリーにも気を付けているし、運動もしっかりしているのに体重が落ちない場合、水太りで体全体がむくんでいるために、体重が落ちにくくなっているということもあります。
水太りは、きちんと原因を知って対策を行えば、解消できるものです。
この記事では、水太りの原因とその対処法をお伝えするので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

そもそも水太りって何?

水太りと聞いて、あなたはどんな状態を思い浮かべますか?

水太りというのは、簡単にいうと「体がむくんで太ったように見えている状態」のことをいいます。

水分の摂りすぎや塩分の摂りすぎによって体がむくむと、溜め込んだ水分の分だけ体重も増えますし、体型も太ったように見えてしまうのです。

水太りに悩む人は男性よりも女性に多いとされているんですよ。

「水太り」という言葉だけ聞くと、水を飲み過ぎたことで太ってしまったようなイメージがありますが、水太りは脂肪が増えたわけではないので、きちんと対策を行えば比較的スムーズに解消することが可能です。

「なんだか足が重だるい」
「顔全体がむくんで、顔が大きくなったように見える」
「靴下を脱いだ後、ゴムの跡がなかなか消えない」

もし一つでも思い当たることがあり、なかなか体重が落ちないことに悩まされているのなら、水太りになっている可能性があります。

水太りは予防できるってホント?

水太りは、毎日の生活の中で工夫することで、ある程度予防することができるものです。

水太りを防ぐには

  • ・極端な食事制限は行わない
  • ・適度に運動する

ことが大切です。

極端な食事制限をすると、脂肪だけでなく筋肉も減ってしまい、血行が悪くなってしまいます。

また、基礎代謝量も低下するため、痩せにくく太りやすい体になってしまうので、くれぐれも極端な食事制限は行わないようにしましょう。

一方で、適度な運動筋肉量を増やし、痩せやすく太りにくい体を作ってくれます。

もちろん血行も良くなるため、体の中に溜まった余分な水分や老廃物の排出も促されるので、毎日10分程度でも構わないので、体を動かす習慣を付けましょう。

水太りは、一度なってしまうと解消するのは容易ではありません。

普段から水太りになりにくい生活習慣を心がけ、水太りを予防することが肝心です。

簡単にできる水太りチェック

水太りチェックのイメージ

それでは、自宅で簡単にできる水太りチェックの方法をご紹介しましょう。

チェック方法その1 チェックリストでチェック

水太りかどうかをチェックする際は、まずチェックリストでセルフチェックしてみましょう。

  • □夕方になると足がむくんで、靴がきつく感じる
  • □どちらかというと冷え性である
  • □長時間同じ姿勢でいることが多い
  • □体のラインが出るタイトなファッションが好きだ
  • □あまりトイレに行かない
  • □ほとんど運動をしない
  • □濃い味付けの食べ物が好きだ
  • □朝起きると顔がむくんでいる
  • □よくお酒を飲む
  • □ジュース類をよく飲む
  • □なかなか汗をかかない
  • □疲れやすく、だるさを感じやすい
  • □普段からあまり歩かない
  • □何もないところでよくつまずく
  • □寝る直前まで食べ物を食べる習慣がある

いくつ当てはまりましたか?

当てはまった項目が多いほど、水太りになりやすい体質であるといえます。

チェック方法その2 靴下を履いてチェック

自分が水太りになりやすいかどうかをチェックしたら、今度は実際に今水太りになっているのかどうかをチェックしてみましょう。

時間があるときは、靴下を履いてチェックする方法がおすすめです。

ハイソックスのようにふくらはぎまで覆うことができる靴下を履いて、一日過ごしてください。

夜、靴下を脱いだ時、靴下の跡が30分以上消えないようであれば、水太りになっている可能性が高いです。

ただし、長時間立ち仕事などをしていた時は、夕方になるとむくみが強くなり、水太りでなくて靴下の跡が消えにくくなることがあります。

水太りかどうかをより正確にチェックしたい場合は、仕事の日と休みの日にチェックを行い、靴下の跡の消え方を比較してみると良いでしょう。

チェック方法その3 硬貨を使ってチェック

硬貨を使ってチェックする方法もあります。

やり方は簡単です。
財布の中から取り出した効果を、足のすねの部分にギュッと20秒程度押し当ててください。

体がむくんで水太りになっている人の場合、硬貨をすねから離した後、20秒経っても硬貨の跡が消えません。

人によっては硬貨の跡が消えるまで数分間かかることもあります。

足のむくみがひどい場合は、背後に大きな病気が隠れていることもあるので、かかりつけの医師に相談してくださいね。

水太りの原因を知ろう!

水太りのイメージ

それでは、どうして水太りになってしまうのでしょうか?

水太りの原因には、大きく5つのことが考えられます。

原因その1 血行不良

水太りの原因としてまず考えられるのが、血行不良です。

ダイエットをしている人の中には、極端な食事制限をしているという人もいるのではないでしょうか?

極端な食事制限をすると、脂肪だけでなく筋肉も一緒に落ちてしまうため、体全体の筋肉量が減り、血の巡りが悪くなります。

また、冷房の効いた部屋で長時間過ごしたり、冷たい飲み物や食べ物を食べすぎたり、薄着をしたりすることで起きる体の冷えも血行を悪くします。

すると、余分な水分や老廃物の排出に関わるリンパの流れも悪くなり、体の中に余分な水分や老廃物が溜まりやすくなって体がむくんでしまうのです。

普段から極端な食事制限を避け、体を冷やさないように気を付けましょう。

原因その2 ホルモンバランスや自律神経の乱れ

ホルモンバランスや自律神経の乱れもまた水太りの大きな原因です。

特に女性は、生理周期によって大きくホルモンバランスが乱れます。
生理前は手足がむくみやすくなるという人も多いのではないでしょうか?

強いストレスや不規則な生活習慣が続くと、ホルモンバランスだけでなく自律神経も乱れやすくなります。

自律神経が乱れると、むくみがひどくなったり長引きやすくなったりするので、普段からストレス発散を心がけ、規則正しい生活を送りましょう。

原因その3 飲酒や塩分の摂りすぎ

飲酒や塩分の摂り過ぎは、むくみを悪化させるので要注意です。

たくさんお酒を飲んだ翌朝、顔がひどくむくんでいたという経験がある人もいるかと思います。

アルコールや塩分は体の中に水分を溜め込む働きがあるので、水太りが気になる人はアルコールや味の濃い食事は控えめにしましょう。

原因その4 水分不足

突然ですが、あなたは普段1日にどれくらいの水分を摂っていますか?

意外に思われるかもしれませんが、水分不足から水太りになってしまうこともあります。

体がむくみやすい水太り体質の人は、むくみを改善したいからとこまめな水分補給を行わない傾向があります。

すると、体は「これ以上水分が不足すると危ない」と感じて、余計に水を溜め込もうとするのです。

適度な水分補給は、体の中の余分な水分や老廃物の排出を助けてくれます。

ぜひこまめに水分補給を行いましょう。

原因その5 病気による慢性的なむくみ

急にむくみがひどくなってきたり、何をやってもむくみが改善しなかったりする場合は、背後に大きな病気が隠れている可能性もあります。

ひどいむくみが気になる場合は、一度かかりつけの医師に相談して、詳しい検査を受けてください。

水太りを解消するにはどうすれば良いの?

水太り解消のイメージ

それでは、水太りを解消するためには、どうすれば良いのでしょうか?

水太り解消のカギは「正しい水分補給」「適度な運動」です。

水太りで悩んでいる人の多くは、「水を飲むと太ってしまう」と思っているのではないでしょうか?

しかし、水太りを解消するには、体の中に溜まった余分な水分と老廃物を体の外に排出する必要があります。

そのためには、適度な水分補給を運動が欠かせないのです。

こまめに水分補給をしよう!

水太りを解消するには、こまめな水分補給が欠かせません。

あなたは、普段きちんと水分補給をしていますか?

適度に水分補給を行うと、血液やリンパの流れが良くなり、体の中に溜まった余分な水分や老廃物の排出が促されます。

水分補給をする際は、1日1.5リットルを目安に、こまめに飲むようにしましょう。

一度にたくさん水を飲んでも、体の中に吸収される前に尿として排出されてしまいます。これでは血液やリンパの流れも良くなりません。

もちろん、一度にたくさん水を飲めば、それだけ体に負担もかかります。

水分補給をするときは、1回あたりコップ1杯(200ml)程度に分けて、1時間から2時間おきに飲むと良いでしょう。

夏場は汗をかくこともあって、意識してこまめに水分補給する人が多いですが、気温が下がってくると水分補給が疎かになりがちです。

特に冬場は空気も乾燥していて、自分が思っているよりも体は水分を欲しています。

夏場や運動をする時だけでなく、一年を通じて意識的にこまめに水分を補給してくださいね。

適度な運動で筋肉を付けよう!

水太りを解消するには、適度な運動も欠かせません。

運動不足になると筋肉が衰え、血液を心臓に送り返す力が弱くなってしまいます。

すると、血液だけでなくリンパの流れも悪くなってしまうのです。

普段から運動不足を感じている人は、軽い散歩からでも構わないので、少しずつ体を動かすようにしましょう。

体を動かすことに慣れてきたら、簡単な筋トレにも挑戦してみてください。

筋トレといっても、マシンを使って行うような本格的なものでなくて構いません。自宅でできる簡単な筋トレもあるので、それを日課にしましょう。

特におすすめなのが、「第二の心臓」といわれることもあるふくらはぎを鍛える筋トレです。

カーフレイズは、自宅で簡単にできる種目なので、今日からチャレンジしてみてくださいね。

カーフレイズのやり方

  1. 1.イスの前に立ちます。
  2. 2.イスの座面に手をついて、四つん這いになります。
  3. 3.息を吸いながら、おしりを天井に突き上げるようなイメージでかかとをあげます。
  4. 4.ゆっくりとかかとを下ろします。
  5. 5.3と4の動作を1日20回程度行ってください。

適度な筋トレは、基礎代謝量をアップさせるのにも効果的です。

基礎代謝量がアップすることで痩せやすく太りにくい体になるので、ぜひ継続して取り組んでみましょう。

むくみを解消して脱・水太り!

水太りの正体は、体全体のむくみです。
体の中に溜まっている余分な水分や老廃物が体の外に出ていけば、おのずとむくみも解消されていきます。

むくみを解消するには、正しい水分補給と適度な運動が欠かせません。

普段の生活を見直して、水太りを解消しましょう。

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