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1日3回チョコ摂取!チョコレートダイエットのやり方と注意点

「ダイエット中は甘いものは控えるべき」ということはダイエットに関心がある人なら既にご存知でしょう。
でも甘いものが好きな人にとって、ダイエット中に甘いものが食べられないのはつらいですよね。

甘いものや間食がやめられない、ダイエット中の空腹感に我慢できず挫折してしまう、という方にぴったりなダイエット方法があります。 それはチョコレートダイエットです!

この記事では、チョコレートダイエットとは一体どのようなダイエットなのか、そのやり方と注意点について解説します。

チョコレートダイエットとは?

チョコレートのイメージ

ダイエット中はご法度な存在のチョコレートですが、ダイエット中ほど甘いものが欲しくなりますよね。
無理に我慢してストレスが溜まると、ドカ食いスイッチが入ってダイエット挫折……そんな経験をした人も多いと思います。

しかし、最近の研究ではチョコレートが肥満対策や生活習慣病に良いのでは、と考えられているんですよ。
米国医師会の専門誌に掲載された研究内容では、チョコレートをよく食べている人は肥満指数が低いことが判明しています。

「調査は20~85歳の1000人以上の成人を対象に行われた。対象者は平均で週2回チョコレートを食べ、3.6回運動していた。このうち、平均より多くのチョコレートを食べていた人は、「体重÷身長の2乗」で算出するBMIが低い傾向があった。」

同研究ではチョコレートの過剰摂取には注意するよう指摘していますが、健康的な生活習慣の中でチョコレートを適度に摂取すると、ダイエット効果が期待できると示されているのです。

チョコレートの原料のカカオがダイエットの鍵?

チョコレートの主成分はカカオであることは広く知られていますが、カカオにはミネラルや食物繊維、ビタミンなど栄養が豊富に含まれていることはあまり知られていないのではないでしょうか?

カカオに含まれる栄養素の中に、ダイエットに良い影響を与える成分も含まれているため、カカオを手軽に摂取できるチョコレートがダイエット食品として注目を集めるようになったのです。

しかし、チョコレートにはカカオの他に、砂糖や生クリームなどダイエット中は摂取量に気を付けなければいけない糖分と脂質も豊富に含んでいます。

では、どうすればチョコレートを使ってダイエットをすることができるのでしょうか?

チョコレートダイエットのやり方

チョコレートを食べている女性のイメージ

チョコレートダイエットでは、1日50グラムのチョコレートを朝昼晩の食事の20分前に食べます。

食前にチョコレートを食べることで、食べ過ぎを防ぎ、1日の総摂取カロリーを無理なく減らすことができるんですよ。
では、なぜ食前に食べなければいけないのでしょうか?
食後のデザートとして食べるのではいけないのでしょうか?

それは、私たちの血糖値と深いかかわりがあります。

食前にチョコレートを食べると、血糖値が上昇するスピードを緩やかにすることができます。

私たちは、空腹状態で食事をすると血糖値が急上昇してしまいます。 血糖値が急上昇すると、代謝しきれない糖が脂肪として体に溜め込まれるので、注意が必要です。

また、血糖値が急上昇したあとは正常の状態に戻るために急降下します。 血糖値が急降下すると、すぐに空腹感を感じて食欲が増えてしまうのです。

そこで、食事での血糖値の上昇を緩やかにするために、食前にチョコレートを少し食べて空腹感を抑えるのがチョコレートダイエットのポイントになります。

食前にチョコレートを少し食べることで満腹中枢が刺激され、少しの食事でも満腹感を得やすくなり、無理なく食事制限ができるのです。

「ダイエット中でも間食がやめられない!」という人は、食事の20分前ではなく1日3回、間食にチョコレートを取り入れる方法もおすすめです。

間食にチョコレートを取り入れる場合も1日50グラムを目安にして、空腹感を感じる前に食べましょう。
ヘルシーな間食を摂ると、血糖値が安定して空腹感が起きにくくなり、ドカ食いを防ぐことができます。

チョコレートダイエットの効果

カカオのイメージ

チョコレートダイエットには、チョコレートを食べることで空腹感を抑え、ドカ食いを防ぐ以外のダイエット効果があります。

早速詳しく見ていきましょう。

食欲を抑えるホルモンの分泌が促進される

チョコレートの主原料のカカオには、ミネラルが豊富に含まれています。

中でも亜鉛は、食欲を抑えるホルモンレプチンの分泌を促し、レプチンによる食欲コントロール作用を高めてくれるので、ダイエット中はぜひ積極的に摂るようにしましょう。

抗酸化作用で代謝が促進される

運動前のエネルギー補給としてチョコレートを食べると、チョコレートに含まれるリパーゼという酵素が脂肪燃焼をサポートします。

リパーゼは脂肪分解作用のある酵素で、分解された脂肪は血液にのって全身に運ばれ、エネルギーとして使われるようになるので、より効率的に脂肪を燃焼させることができるようになるんですよ。

チョコレートの選び方

チョコレートのイメージ

チョコレートにはミルクやビター、高カカオなど、様々な種類がありますよね。
チョコレートダイエットでは、チョコレートの種類にはこだわらなくても良いのでしょうか?

チョコレートダイエットを成功させるためには、チョコレート選びが非常に重要です。

どんなチョコレートを食べても良い、というわけではなく、ダイエットに適したチョコレートを選ぶようにしましょう。

ダイエットに適したチョコレートとは、ずばりカカオ含有量が70%以上のダークチョコレートです。

残念かもしれませんが、チョコレートダイエットにはミルクや砂糖たっぷりの甘いチョコレートはおすすめできません。

というのも、ミルクや砂糖が入っていればいるほど高カロリーになってしまうだけでなく、カカオに含まれるダイエットに良い成分が少ないからです。

カカオ含有量が豊富なダークチョコレートは、ものによっては苦くて食べにくい場合もあります。

チョコレートダイエット初心者は、いきなりカカオ含有量が多すぎるチョコレートを選ばず、70%のものから始めてみてください。

比較的苦味が控えめなので、初めての人でも食べやすいですよ。

1日あたりの目安量ですが、一口タイプなら1日4個程度、板チョコの場合は1/2枚程度が目安です。

チョコレートダイエットの注意点

チョコレートのイメージ

チョコレートをダイエット中に食べても良い、といってもチョコレートはカロリーの高い食品です。
ダイエットに良いからと一度にたくさん食べたり、1日の目安量を越えるほど食べてはいけません。
チョコレートダイエットを行う上で、注意するべきポイントを押さえておきましょう。

炭水化物は控えめにする

チョコレートを食べて、1日3食いつも通りの食事をお腹いっぱいになるまで食べるのはNGです。
1日の食事の摂取カロリーにチョコレート50グラム分のカロリーが加わるので、ダイエット前と同じ食事をお腹いっぱいになるまで食べると、総摂取カロリーが増えて逆に太ってしまいます。

カカオ含有量70%のダークチョコレート50グラムのカロリーは、およそ300キロカロリーです。

いつもの食事量からマイナス300〜500キロカロリーになるように、カロリーと糖質が多い白米パン類の量を減らすようにしましょう。

一方で、タンパク質食物繊維はたっぷりと摂るようにしましょう。

チョコレートは小分けにして食べる

チョコレートには抗酸化作用の強いポリフェノールが含まれています。

ポリフェノールには血行を良くして代謝を促進する作用がありますが、残念ながらその効果は数時間しかもちません。

そのため、一度にたくさんのチョコレートを食べても、ポリフェノールの持続時間が伸びるわけではないので、注意しましょう。

ポリフェノールの効果を最大限に活用できる食べ方は、1日50グラムのチョコレートを朝・昼・晩3回に分けて食べることです。

チョコレートでストレスフリーにダイエット!

チョコレートダイエットは、ダイエット中でも甘いものがやめられない、間食癖がついていてダイエットが続きにくい、という人に向いているダイエットです。

チョコレートを正しくダイエットに取り入れれば、ダイエット中でも空腹感なく、「食べたいものが食べられない」「おなかいっぱい食べられない」というストレスを抱えずにダイエットができます。

甘いもの、間食大好きな方はぜひチョコレートダイエットに挑戦してみてくださいね。

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