ファスティングダイエットはキツいもの?
ファスティング=断食と聞くと「自分には無理!」と思ってしまう人も少なくないのではないでしょうか?
断食というと「一切食べない・飲まない」というイメージがありますが、ダイエットにおけるファスティングは一切食べない・飲まないのではなく、適度に水分や栄養を補給しながら行うので、それほどつらいものではありません。
ファスティングを行うと、疲れた胃腸を休めることができるだけでなく、おなかの調子も良くなるので、代謝が活発になり、体を痩せやすい状態に整えることができるのです。
初心者は1日ファスティングから始めよう!
ファスティングダイエットには、3日間から5日間かけて行う方法もあれば、1日だけファスティングを行う方法もあります。
初心者は、いきなり数日間のファスティングに挑戦するのではなく、気軽にできる1日ファスティングから始めるようにしましょう。
1日ファスティングであれば念入りな準備も必要なく、体をもとの状態に戻すのにそれほど時間がかかりません。
1日だけのファスティングでも胃腸をしっかり休めることはできるので、週末などに気軽に試してみてくださいね。
1日ファスティングをする際の注意点
それでは、1日ファスティングをする際にはどんなことに注意すれば良いのでしょうか?
ファスティングを行う際は、次の7つのポイントに注意して行いましょう。
事前準備をきちんと行う
ファスティングを行うと、一時的に体に入ってくる栄養やエネルギーが極端に少なくなります。
事前の準備を行わずにファスティングを行うと、体が変化についていけず体調を崩してしまうことがあるので、ファスティングを行う際は必ず事前準備をきちんと行いましょう。
ファスティングをするときは、ファスティングする日数と同じだけの準備期間が必要だと言われています。
1日ファスティングをする際は、ファスティングをする前日から体のコンディションを整え、ファスティングをする準備をしてください。
一切食べない・飲まないのはNG!
ファスティング=断食だからと一切食べない・飲まないのはNGです。
ファスティング中でも、必要最低限の栄養やエネルギーは体に入れるようにしましょう。
ファスティング中は果汁100%のジュースや常温の水、酵素の含まれたファスティングドリンクなどを飲むようにします。
激しい運動はしない
「食べずに動けば痩せられる!」と思いがちですが、ファスティング中の激しい運動は禁止です。
ファスティング中は体がエネルギー不足の状態なので、激しい運動をするとエネルギー不足から体調を崩してしまうおそれがあります。
散歩やゆったりとしたウォーキングであれば問題ありませんが、エアロビクスやジョギングといった激しい運動・たっぷり汗をかく運動は避けてください。
暖かくして過ごす
ファスティング中は体がエネルギー不足の状態になっていますから、熱を作り出す力も低下しています。
ゆったりとした服を着て、暖かくして過ごしましょう。
冷え性の人は湯たんぽやひざ掛けなども利用して、体が冷えないようにしてください。
生理中は行わない
女性の場合、生理中はファスティングを行わないようにしましょう。
生理中は、体がとてもデリケートな状態になっています。
ファスティングを行うことで生理痛が悪化したり、体調が悪くなったりするおそれがあるので、避けてください。
もちろん、妊娠中・授乳中もファスティングを行うことは避けましょう。
ファスティングを行うのであれば、生理後の体調が安定している時期がおすすめです。
体調が悪い時や強いストレスを感じているときは行わない
少し体調を崩していたり、仕事などで強いストレスを感じているときはファスティングを行わないでください。
ファスティングを行うことで、かえって体調が悪くなったり、気持ちが落ち込んでしまうことがあります。
ファスティングをするときは、心と体が安定していて、健やかな状態の時にしましょう。
徐々に通常の食事に戻していく
ファスティングが終わった直後に「これで好きなものが食べられる!」と色々なものをたくさん食べてしまう人がいます。
ファスティング直後の暴飲暴食は、胃腸に負担がかかるだけでなくリバウンドの原因になるので気を付けましょう。
ファスティング直後は体が栄養を吸収しやすい状態になっているので、食べれば食べただけ栄養を取り込んでしまいます。
その結果、リバウンドしてしまう人も珍しくないのです。
ファスティング後は消化の良いものを少しずつ食べるようにし、徐々に普通の食事に戻していきましょう。
1日ファスティングのやり方
それでは1日ファスティングのやり方をご紹介します。
1日ファスティングのやり方は様々な方法がありますが、まずは今回ご紹介する方法でチャレンジしてみてくださいね。
前日
ファスティングを行う際は、事前準備をしっかり行いましょう。
ファスティングを行う前日の夕食は、あっさりした消化の良いものを中心に食べてください。
油や糖分が多いものは避け、腹八分目を目安に食べます。
翌日は何も食べられないからと「食べ納め」をするのはNGです。
ファスティングをするにあたって体の中に食べ物が残っていると、ファスティングの効果が実感しにくくなります。
当日
ファスティング当日は、暖かくしてゆったりと過ごしましょう。
朝起きたら、まずはコップ1杯~2杯の水を飲んでください。
その後は、2時間~3時間おきにファスティングドリンクまたは水を飲みます。
ファスティングドリンクの量は使用する商品によって異なるので、それぞれの目安量を参考にしましょう。
おなかが空いて仕方がない時は、果汁100%のジュースなどを飲んでください。
なお、水やファスティングドリンクに飽きた時は、次の飲み物も飲んで構いません。
- ・ノンカフェインのお茶
- ・具の入っていない味噌汁
- ・だし
- ・野菜ジュース
- ・ハーブティー
1日トータルで、1リットルから1.5リットルの水分を摂るようにしましょう。
翌日
ファスティングを行った翌日は、胃腸に負担のかからない消化の良いものを少しずつ食べてください。
おかゆや野菜スープ、ヨーグルトなどがおすすめです。
油っこいものや甘いもの、消化の悪いものは胃帳に負担がかかるので避けましょう。
昼食、夕食もできるだけ消化の良いものを、腹六分目ぐらいを目安に食べてください。あまりたくさん食べ過ぎると、胃腸に負担がかかるだけでなく、リバウンドのリスクが高まってしまいます。
気軽にチャレンジ!1日ファスティング
数日間かけてじっくり体の中をリセットするファスティングは、挑戦するにもハードルが高いですよね。
しかし1日ファスティングなら、休みの日を利用して簡単に行うことができます。
1日ファスティングを行うだけでも胃腸の疲れが取れ、体の代謝も活発になるので、体の内側から痩せやすくなりますよ。
時々はファスティングを行って胃腸を休め、体を労わりながら無理なくダイエットを行っていきましょう。