ふくらはぎの部分痩せは難しい
「ダイエットをして、順調に体重も落ちているし、おなか周りもスッキリした。でも、ふくらはぎは太いまま……」
という人は決して少なくありません。
色々な工夫をしても、ふくらはぎは簡単に細くなってくれませんよね。
なんとかしてふくらはぎを細くしようとあれこれ努力をしていても、一向に結果が出ず半ばあきらめ気味の人もいるのではないでしょうか?
ふくらはぎを細くするためには、ふくらはぎが太くなっている原因を知ることが肝心です。
原因に合わせてきちんと対処を行えば、徐々にすっきりとしたレッグラインに変わっていくので、今日から少しずつふくらはぎダイエットを始めましょう。
どうしてふくらはぎが太くなるの?
では、どうしてふくらはぎが太くなってしまうのでしょうか?
ふくらはぎが太くなってしまう理由として、主に3つのことが考えられます。
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
肥満による脂肪の付きすぎ
体全体に脂肪が付いている人は、当然ふくらはぎや二の腕にもたっぷりと余分な脂肪が付いています。
太っている人の場合、肥満による脂肪の付きすぎでふくらはぎが太くなっていることが少なくありません。
脂肪の付きすぎでふくらはぎが太くなっている人は、レッグラインにメリハリがなく、全体的に太い印象を与えるのが特徴です。
ふくらはぎに触れてみると柔らかく、ぷよぷよとしています。
筋肉の疲れからくるむくみ
筋肉の疲れからくるむくみによって、ふくらはぎが太くなってしまっている人もいます。
夕方になると靴がきつくなったりしませんか?
長時間立ち仕事をすることが多い人や、ヒールの高い靴を履いて歩くことが多い人は、そうでない人に比べると脚の筋肉が疲れて硬くなりやすいといわれています。
脚の筋肉が疲れて硬くなると、血行だけでなくリンパの流れも悪くなり、余分な水分や老廃物が溜まって脚がむくんでしまうので注意が必要です。
夕方になると脚が重だるくなったり、靴下の跡が30分経っても消えないという人は、むくみからふくらはぎが太くなっていると考えて良いでしょう。
筋肉の発達しすぎ
過去に激しい運動をしていた人の場合、筋肉が発達しすぎて太くなっていることが考えられます。
ふくらはぎに触れると硬く、ギュッと引き締まっているのが特徴です。
ふくらはぎ真ん中から足首に掛けての筋肉は、疲労が溜まると横に太くなるという性質があります。
筋肉が横に太くなるのを防ぐには、運動後にしっかりマッサージをして疲れた筋肉をほぐすことが大切です。
疲れた筋肉を放っておくと横に太くなったまま硬くなり、一筋縄では解消できなくなってしまいます。
どうすればふくらはぎを細くできるの?
それでは、どうすればふくらはぎを細くすることができるのでしょうか?
原因ごとに対処法をまとめたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
脂肪でふくらはぎが太い場合
脂肪の付きすぎでふくらはぎが太い場合、「ダイエット」が最も確実にふくらはぎを細くする方法です。
まずは普段の食生活を見直し、適度な運動を日課にしましょう。
痩せるためには、「摂取カロリー>消費カロリー」の状態を続ける必要があります。
摂取カロリーを減らすために食事の見直しを行い、消費カロリーをアップさせるために積極的に体を動かしてください。
脂肪の燃焼には、ウォーキングやジョギング、エアロビクスといった有酸素運動が効果的です。
現在注目を集めているダイエットの中には「3日でマイナス5kg!」とか「あっという間に痩せる!」といった宣伝文句を掲げているものもあります。
しかし、そういったダイエットの多くは体に大きな負担が掛かったり、リバウンドしやすいものです。
長い時間をかけて太ったのですから、痩せるにもそれなりの時間がかかります。
ダイエットに近道はありませんので、毎日コツコツがんばっていきましょう。
むくみでふくらはぎが太い場合
むくみによってふくらはぎが太くなってしまっている場合、むくみの解消がふくらはぎダイエットのカギになります。
一日の終わりにストレッチやリンパマッサージを行って血行を良くし、余分な水分や老廃物の排出を促しましょう。
日常的に脚に冷えを感じている人は、靴下を履いたり、ひざ掛けを利用したりして脚を冷やさないように気を付けてください。
冷えが強い場合は、お灸や漢方薬を試してみるのもおすすめです。
筋肉の付きすぎでふくらはぎが太い場合
筋肉の付きすぎでふくらはぎが太くなっている場合、間違った運動を行うとかえって筋肉が発達し、ますますふくらはぎが太くなってしまうおそれがあります。
極論を言ってしまえば「できるだけ脚の筋肉を動かさずに、筋肉を衰えさせる」ことができればふくらはぎは細くなります。
しかし、「歩かない・立たない・動かない」なんて無理ですよね?
そんな時は、リンパマッサージやストレッチで硬くなってしまった筋肉をほぐすとともに、太くならないタイプの筋肉を鍛える運動を行ってみましょう。
ふくらはぎの筋肉には「遅筋」と「速筋」があります。
ふくらはぎが太い人は、瞬発力を出すときに必要な速筋が発達している状態です。
そこで注目したいのが「遅筋」です。
遅筋は、マラソンなど持久力を必要とするときに使われます。
マラソン選手の足を見ると、あんなに激しい運動をしているのにとてもスレンダーな脚をしていますよね?
マラソン選手の脚が細いのは、速筋に比べて遅筋が発達しているからだといわれています。
遅筋は、鍛えても横に太くなりにくい筋肉です。
筋肉によってふくらはぎが太くなっている人は、毎日のリンパマッサージやストレッチを日課にするとともに、水中ウォーキングなどで遅筋を鍛えましょう。
また、普段歩くときの姿勢も正すことでより効果的にふくらはぎをシェイプアップすることができます。
歩くときは背筋を伸ばし、膝をしっかり伸ばして歩いてください。
太くなる原因に合わせた方法でシェイプアップ!
ふくらはぎが太くなる原因は人それぞれです。
簡単には細くなってくれないふくらはぎですが、原因に合わせて対策を行うことでスレンダーなレッグラインを手に入れることができます。
対策を始めて1日2日で効果がでるわけではありませんが、「美脚は一日にしてならず」です。
ぜひ毎日続けて、引き締まった魅力的なふくらはぎを手に入れましょう。