水はダイエットに必要不可欠！

普段何気なく飲んでいる水ですが、水は私たちが生命を維持するのに欠かせない存在です。
水は体でどのような働きをしているのかご存知ですか？

水は血液と一緒に全身を流れています。
全身を流れながら、体の隅々にまで栄養や酸素を届け、老廃物があれば回収し、最終的には尿として排出されます。

では、ダイエットでは水はどのような働きをするのでしょうか。

詳しく見ていきましょう。

代謝促進

私たちの体はじっとしている時でもエネルギーを消費しています。
このじっとしていても消費されるエネルギーを基礎代謝といい、基礎代謝を上げて消費エネルギーを増やすとダイエットに成功しやすくなるのです。

基礎代謝を上げるには、まず血液やリンパ液の巡りを良くすることから始めましょう。
水をしっかり飲むと、血液やリンパ液に水分が加わって全身に流れやすくなります。

その結果、基礎代謝が上がって消費エネルギーが増えやすくなるのです。

便秘予防・改善効果

ダイエットをする時は、腸内環境にも注目してみましょう。
あなたは便秘がちになっていたりしませんか？

便秘がちになると、腸内環境が悪くなり、全身の代謝が低下して痩せにくくなってしまいます。

しっかりと水分補給をすることで便が柔らかくなるだけでなく、水を飲んだ刺激で腸の動きが活発になるため、便秘の改善・予防効果が期待できるのです。

デトックス

水分は血液とともに全身を流れ、全身にある老廃物を回収してから尿として排出されます。
この一連の働きがデトックスです。

老廃物はセルライトの原因の一つなので、水を飲んでデトックス作用を促すことはセルライト予防になります。

ダイエット中の水の摂取量と摂り方

水は、ダイエット効果をサポートする天然のダイエットサポートドリンクのようなものです。
水の効果を最大限に引き出すために、ダイエットに良い水の摂り方を実践しましょう。

1日の水の摂取量目安

私たちの体は水を常に消費し、汗や尿として排出しています。
その量は1日でなんと1.5リットルにもなるので、消費されている分の水分をしっかり摂取しないと水分不足になってしまいます。

1日の水の摂取量目安は、1.5リットルから2リットルです。
一度にたくさん飲むのはなく、少しずつこまめに飲むようにしましょう。

水を飲むタイミング

水のダイエット効果を最大限発揮させるためには、水を飲むタイミングも大事です。

好きな時にこまめに飲んでも良いですが、普段水をあまり飲まない人の場合は、水を飲むことを忘れてしまう可能性があります。

まずは水をしっかり飲む生活に慣れるために、決められたタイミングで飲むようにしましょう。

水を飲むベストタイミングは、

• ・起床直後
• ・食前
• ・間食前
• ・入浴前後
• ・就寝前

です。

それぞれのタイミングでコップ1杯（200ミリリットル）の水を飲みましょう。

また、水は食事の量をセーブするのにも使えます。

ついつい食べ過ぎてしまうという人は、食事の30分前に水を飲んでみましょう。

イギリスの研究では、食前に水を飲むと満腹感を得やすくなり、摂取カロリーを無理なく抑えられることが明らかになっています。

水を飲むときは、のどが渇く前に飲むのもポイントです。
喉が乾いてから水を飲むと一気飲みしやすく、腎臓に負担がかかってしまいます。

水の温度

ダイエットのために水を飲む場合、水の温度はどれくらいがベストなのでしょうか。

冷たい水にはエネルギー消費を促す効果がありますが、冷たい水ばかり飲み続けると内臓が冷えて胃腸の機能が低下する可能性があります。

ダイエット中に飲むのであれば、基本は常温の水か白湯にしてください。

冷たい水を飲みたい場合は15度程度を目安に冷やしすぎないようにしましょう。

ダイエット中に飲むべき水の種類

水はミネラル量を基準にして軟水と硬水の2つに分けられます。
ダイエット中は軟水と硬水、どちらを飲むべきでしょうか。

基本は軟水、便秘時には硬水がおすすめ

水にはカルシウムイオンとマグネシウムイオンが含まれています。
水は、水に含まれるカルシウムイオンとマグネシウムイオンの量を表す数値「硬度」によって分けられます。

硬度が120mg/l以下だと軟水、120mg/l以上だと硬水です。

日本は、飲み水のほとんどが軟水で、すっきり軽やかな味わいです。
ダイエット中でも普段は飲み慣れている軟水を飲みましょう。

一方硬水は苦味のある重い飲み口で、軟水を飲み慣れている日本人には少々飲みづらいです。
また、胃腸が弱い人は下痢や腹痛を起こす可能性があります。

ただし、便秘に悩んでいる人には硬水がおすすめです。
マグネシウムが腸を刺激して便通を促すため、頑固な便秘に悩んでいる人は一度硬水を飲んでみましょう。

硬水を飲む場合は、1日に飲む水を全て硬水にするのではなく、起床直後に飲む水だけ硬水にすると便秘に効果的です。

なお、水の硬度はラベルなどに記載されています。

硬水を飲みたいときは、ヨーロッパ産のミネラルウォーターなどを探してみると良いでしょう。

水を飲みすぎ or 飲まなすぎるとどうなるの？

ダイエットに良い水ですが、飲みすぎても飲まなすぎても体に毒です。
飲みすぎ、または飲まなすぎるとどうなるのか、しっかりと頭に入れておきましょう。

水を飲みすぎるとどうなるの？

モデルさんや芸能人が美の秘訣を語る時、水をたくさん飲むと語ることが多いですよね。
中には、1日に4リットル以上水を飲むという人もいます。

しかし、美容に良いと思って真似をするのは、危険です。

水を飲みすぎると、腎臓の水分調整機能が低下し、体内の塩分と水分のバランスが崩れてしまいます。
塩分と水分のバランスが崩れると、疲労感や頭痛、嘔吐、むくみなど、水中毒の症状が起こる可能性があるのです。

水を飲まなすぎるとどうなる？

では、逆に水を飲まなすぎるとどうなるのでしょうか？

水分不足になると、血液中の水分が減ってドロドロになり、血流が悪くなります。
血流が悪くなると、代謝が低下するので痩せにくくなってしまうのです。

また、身体機能を維持するために水分を溜め込むようになり、むくみの原因にもなります。

喉が渇いたと感じた時点で体は水分不足になっているので、喉が乾かないようにこまめに水を飲むようにしましょう。

ダイエット中は水を飲むタイミングと量が大事

水は摂取目安量を守って効果的なタイミングで飲むと、ダイエットを強力にサポートしてくれます。

水を飲むだけで劇的に痩せることはありませんが、ダイエット中は意識して積極的に水を飲むことが大切です。

しっかり水を飲んで、血液やリンパ液の巡りをスムーズにして、ダイエットを効率的に進めていきましょう。