フルーツダイエットとは?
みずみずしく甘酸っぱいフルーツはとても美味しいですよね。
ヨーグルトにトッピングして朝食に食べる、または食後のデザートに食べる、という人は多いでしょう。
フルーツはビタミンやミネラル、食物繊維、酵素など栄養を豊富に含み、健康だけではなく美肌にも良い食品なので、美容に関心が強い方は特に積極的に摂取するよう推奨されています。
では、フルーツはダイエットに良い食品、または悪い食品でしょうか。
ダイエットに関しては、フルーツは糖分が多いからダイエット中は控えるべきだと考えている人は多いかもしれません。
確かにフルーツには、ブドウ糖や果糖、ショ糖などが含まれています。
食べ過ぎれば糖質過多になって太ってしまう可能性があるのは否定できません。
しかし、フルーツに含まれる糖の量は、チョコレートやケーキなど甘いお菓子や白米、パンなど炭水化物に含まれる糖の量に比べると少量です。
また、ブドウ糖は脳のエネルギー源として消費されるので、体に脂肪として付きにくい糖です。
したがって、「フルーツ=糖分が多くてダイエットに悪い」という考えは誤解なのです。
フルーツダイエットで食生活にフルーツを取り入れよう
フルーツダイエットの目的は、食前や間食、主食と一緒にフルーツを取り入れ、フルーツに含まれるダイエットに良い栄養素を摂取しつつ摂取カロリーを減らすことです。
フルーツには、ビタミンやミネラル、食物繊維、酵素、フィトケミカルなどの栄養素が豊富に含まれており、代謝促進や便秘予防などのダイエット効果が期待できます。
また、フルーツを食べることで空腹感が解消し、食事量が自然と抑えられるので、無理なく食事制限ができる点もフルーツダイエットの魅力といえるでしょう。
フルーツダイエットのメリット、デメリット
では、フルーツダイエットのメリット・デメリットをそれぞれ詳しく見ていきましょう。
フルーツダイエットのメリット
フルーツダイエットには、主に4つのメリットがあります。
代謝がアップする
フルーツにはビタミンが豊富に含まれています。
フルーツの種類によって含まれる量は異なりますが、ビタミンA・ビタミンB・ビタミンC・ビタミンEがバランスよく含まれているものがほとんどです。
ダイエットには、特にビタミンBとビタミンEが重要な役割を担っています。
ビタミンBは糖質や脂質の代謝を促進し、脂肪を蓄えにくくするビタミンです。
一方、ビタミンEは血流をアップさせて体温を上げ、消費エネルギーを増やしてくれます。
便秘予防効果が期待できる
便秘の原因は、主に食物繊維不足と水分不足です。
果物には、水分と食物繊維が豊富に含まれているので、美味しく食べて便秘を予防・改善することができます。
加えて、豊富に含まれる食物繊維が善玉菌のエサになるので、腸内環境が整う効果も期待できるんですよ。
酵素の働きが活発になる
一時期、「酵素ドリンク」が流行りましたよね。
酵素ドリンクを飲んで酵素を取り入れるだけで、ダイエットができるということで人気を集めていました。
酵素はタンパク質の一種で、人間の体内に存在する体内酵素と、野菜やフルーツに含まれる食物酵素の2種類があります。
体内酵素は、食べたものの消化や吸収、栄養素の代謝や体内にある余分なものの排出など、様々な働きを行う体内の何でも屋のような存在です。
一方、フルーツや野菜から摂れる食物酵素は、体内の酵素の働きをサポートし、消化・吸収・代謝・排出それぞれの機能を向上させます。
食物酵素をたっぷり摂取すると、体の機能が向上し、ダイエット効果もアップしやすくなります。
空腹感が和らぐ
おなかが空いている時に食べるご飯は美味しくて、ついつい早食いになってしまうことがありませんか?
空腹状態でいきなり白米やパンなど、高カロリーで糖質の多い食品を食べると、血糖値が急上昇します。
血糖値は食後に血液の中に含まれる糖の濃度のことで、急上昇すると糖が代謝されにくくなり、糖が脂肪として蓄えられやすくなるので注意が必要です。
また、血糖値は急上昇したあと、正常値に戻るために急激に下がるという特徴があります。
すると、食事の後でもすぐに空腹感を感じるようになってしまうのです。
血糖値の急上昇・急降下を防ぐには、食前や間食にフルーツを食べるようにしましょう。
フルーツを食前や間食に食べると、豊富な食物繊維が血糖値の上昇を抑えてくれるので、ぜひダイエット中の空腹対策に取り入れてみてくださいね。
「フルーツも糖分を含んでいるから、血糖値が急上昇するのでは?」と思うかもしれません。
しかし、フルーツは食物繊維が豊富で噛み応えがあるため、一口ごとにしっかり噛むことで、栄養素の吸収がゆっくり進みます。
糖分もゆっくり吸収されるため、空腹状態でフルーツを食べても血糖値が急激に上がる心配はありません。
フルーツダイエットのデメリット
メリットが多いフルーツダイエットですが、フルーツの種類や食べ方によっては、ダイエットに悪い影響を与えることがあります。
フルーツダイエットのデメリットを見ていきましょう。
食後のフルーツは糖質過多になりやすい
フルーツによっては、糖質量が他のものより多く、食後に食べると血液中の糖が増えて脂肪がつきやすくなる可能性があります。
また、食後は胃の中に食べたものが残っている状態なので、せっかくのフルーツに含まれる豊富な栄養の吸収率も下がってしまうとされています。
フルーツダイエットでは、フルーツを食べるタイミングと血糖値が上がりにくいフルーツを選んで食べることが大切です。
冷たいフルーツで体が冷える
体が冷えて体温が下がると、基礎代謝も下がって消費カロリー量が減ってしまいます。
ダイエットは、摂取カロリーを減らして消費カロリーを増やすことが基本です。
ダイエット中は体を冷やさないようにしましょう。
フルーツダイエット中に体を冷やさないためには、冷たいフルーツをできるだけ食べないようにするのが大切です。
常温で保存できるフルーツは常温で保存し、冷蔵庫で保存するフルーツは食べる30分前には冷蔵庫から出して、常温にしてから食べましょう。
フルーツダイエットのやり方
食べるタイミングとフルーツ選びが重要なフルーツダイエットですが、一度に食べても良い量や食べ方も気になりますよね。
フルーツダイエットの具体的なやり方を解説します。
食べるタイミングは?
フルーツダイエットでフルーツを食べるタイミングは、朝食時、または昼食と夕食の間がベストです。
朝は胃が空っぽで栄養が吸収されやすいため、フルーツの豊富な栄養がしっかり吸収されますし、糖が脳のエネルギー源になって頭がシャキッとします。
昼食と夕食の間に、間食としてフルーツを食べると、空腹感による夕食の食べ過ぎを防げるます。
朝食時だけ、または間食だけフルーツを取り入れても良いですし、朝食時と間食合わせて1日の摂取目安量をクリアするように量を調整してもOKです。
1日の摂取目安量は200グラム
日本人は世界的に見ても果物の摂取量が少なく、特に20代〜40代の果物の摂取量は目標摂取量の半分以下です。
厚生労働省では、15歳以上の成人は健康のために果物を1日200グラム摂取するよう推進しています。
フルーツダイエットでは、推進されている摂取量の200グラムを目安にして、フルーツを食べましょう。
1つの種類のフルーツを200グラムでも良いですが、同じフルーツを食べ続けると飽きやすくなるので、3種類ほどのフルーツを組み合わせて200グラム食べるのがおすすめです。
フルーツは生のまま食べる
フルーツに含まれるビタミンは熱によって壊されやすいので、できるだけ生の状態で食べましょう。
生の状態で食べにくい場合は、ミキサーやジューサーでジュースやスムージーにしてもOKです。
ただし、市販のフルーツジュースやフルーツの缶詰は糖分が多く含まれているので、生のフルーツの代わりに口にするのは控えてください。
フルーツダイエットの口コミ
フルーツダイエットは正しいやり方で行えば、短期間でダイエット効果が出る期待ができます。
フルーツダイエットで効果が出たという口コミ
最近フルーツダイエットをしてて
元々朝は何も食べなかった派なんだけど、夜寝る前にキウイとか梨を剥いて冷蔵庫にしまっておいて、朝起きたら取り出して
メイクとか支度し終わった頃に常温になるから食べて、って2週間くらいしたら3キロ落ちた 一緒にあったかい飲み物と、たまにヨーグルトも食べます
フルーツダイエットはイマイチだったという口コミ
ご報告。
全食フルーツダイエットを行っていましたが断念することにしました。理由はみるみる内に体重が落ち恐れが出たからです。4日半で4kgです。
あまりの効果にこのままではヤバイと思い断念しました。応援ご協力して下さった方ありがとうございました。笑笑笑
フルーツダイエットで美味しくダイエット!
フルーツを食前や食事の間に食べると、ダイエットに良い栄養が摂れる・空腹感が和らいで食べ過ぎが防げるなど様々なダイエット効果が期待できます。
フルーツダイエットを行う際は、フレッシュな果物を積極的に食べるようにしましょう。
フルーツダイエットは、無理な食事制限が必要なダイエットではないので、食べられないストレスを感じずに済みます。
ぜひ旬の果物を毎日の生活に取り入れて、美味しく食べながらダイエットを進めていきましょう。