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痩せる秘訣は季節にあり!季節ごとのおすすめダイエット方法と注意点

ダイエットをしている人の中には、一年を通して毎日同じメニューをこなしているという人も多いと思います。

しかし、人間の体は季節によって変化するものです。より効率的に痩せるには季節を意識してダイエットを行いましょう。ここでは、季節ごとのおすすめダイエット法とその注意点をお伝えします。

太りやすい季節・痩せやすい季節がある!?

ダイエットのイメージ

一年を通じて毎日欠かさずに食事制限や運動に取り組んでいる人は多いと思います。どんなダイエットも長期戦です。結果を出すためには毎日の努力が欠かせません。

しかし、中には最近思うような結果がでなくなったり、季節によって減量のペースが落ちてしまったりといった悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか?

より効率的にダイエットをするには、季節に合ったダイエットを行う必要があります。

というのも、私たちの体は季節によって変化するからです。

季節によって変化する私たちの体

夏の暑い時期には汗をかきやすくなったり、冬の寒い時期には活動が鈍くなったり……私たちの体は、一年を通じて同じではありません。季節ごとに変化します。

ダイエットを行う際は、この季節ごとの体の変化も考えてメニューを組むようにしましょう。

季節による変化を意識してメニューを組むことで、より無理なく、よりストレスフリーなダイエットを行うことができます。

太りやすい季節とは

ダイエットのイメージ

では、太りやすい季節・痩せやすい季節はあるのでしょうか?

一般的に、夏と冬は太りやすいと言われています
季節を意識したダイエットを行う際は、このことを頭に入れておきましょう。

夏に太る原因

よく「夏太り」などと言われますが、どうして夏は太りやすくなるのでしょうか?
じっとしているだけでも汗をかく季節だから、代謝が上がっているように思いますよね。しかし、夏は意外と代謝が落ちやすい季節なのです。

第一に、暑さによる活動量の低下が挙げられます。炎天下の中でジョギングやランニングはさすがにできませんよね?第一、安全面からもすべきではありません。

すると、どうしても春や秋に比べて活動量が減ってしまい、カロリー過多になりやすくなるのです。

また、冷房の効いた部屋で長時間過ごすことによる冷えも代謝を下げる要因の一つです。

冷房の効いた部屋は確かに快適ですが、体が冷えてしまうと血流が悪くなり、基礎代謝も落ちてしまいます。

冷房の効いた部屋で長時間過ごすときは、必要に応じてカーディガンなどを羽織るなどして冷え対策を行いましょう。

夏になるとアイスクリームやジュースが美味しくなりますよね。しかし、これらの食品はカロリーが高いものです

夏になっておのずとアイスクリームやジュースを口にする機会が増えると、摂取カロリーも増えてしまいます。
これも夏に太る原因の一つです。

ほかにも夏バテ防止のために意識的に食事の量を増やしたり、水分補給が大事だからと水やお茶の飲みすぎも夏太りにつながります。

冬に太る原因

冬は気温の低下に伴って脂肪の燃焼が増えるため、痩せやすい季節という声もあります。しかし、冬は他の季節には無い誘惑が多い季節でもあるため、人によっては他の季節よりも太りやすい季節と言えるかもしれません。

冬に太る原因を詳しく見ていきましょう。

第一に挙げられるのが、年末年始やクリスマス、忘新年会シーズンの食べ過ぎ・飲みすぎです。

冬はどうしても人と集まる機会が増え、お酒や食事が美味しくなる季節です。その場のテンションも手伝って、つい食べ過ぎてしまった経験は誰しもあるものだと思います。

1日2日の食べ過ぎ・飲み過ぎによる体重の増加は、次の日からの過ごし方を工夫することである程度リセットすることが可能です。
しかし、それが3日4日と続けば続くほど、リセットするのが難しくなってしまいます。

冬太りを避けたいのであれば、意識して食べ過ぎを防ぐようにしましょう。

冬になると気温が低くなり、活動量が減少するのも冬太りを招く要因です。
寒くなるとどうしても外に出るのが億劫になりますよね。暖かい部屋の中でゴロゴロしたくなる人が多いのではないでしょうか?

すると、あっという間に運動不足になってしまいます。
結果として筋肉が衰え、基礎代謝量が減少し、太りやすく痩せにくい体に変化してしまうのです。

女性であれば、冬でもおしゃれのために寒さを我慢して薄着をしている人もいるかと思います。気候に合わない服装もまた太りやすくなる原因です。

気温が下がるとエネルギーの消費量は増えます。しかし、体が極端に冷えるとかえってエネルギーの消費量は低下してしまうのです。
薄着による冷えは、エネルギー消費量アップの大敵です。

痩せやすい季節とは

ダイエットのイメージ

では、痩せやすい季節はいつなのでしょうか?
一般的に春と秋は痩せやすいと言われています。

春はダイエットを始めるのに最適!

春になると少しずつ暖かくなり、運動をするのに適した気候に変わっていきます。
春は、ダイエットを始めるのに最適な季節です。
ぜひ散歩やウォーキングなど、外に出て運動を始めましょう。

春は新陳代謝が活発になります。すると、冬の間に溜め込んだ脂肪を排出する働きも強くなります。

春先は「木の芽時」とも言われ、木々の芽吹きに合わせて心身の不調が出やすい時です。しかし、この時期に体のデトックスを始めると、ダイエットにも効果的なだけでなく、心の不調も軽くなるといわれています。

日中は温かくても朝夕は冷えるのが春先です。体の冷えは代謝の低下につながるので、春先は意識して体を温めるようにしましょう。

秋は代謝がアップしやすい!

秋というと美味しいものがたくさん出回るためダイエットに向かない季節と思われがちです。
しかし、最近の研究で、秋は代謝がアップしやすくダイエットに適した季節だということがわかってきました。

秋になって涼しくなるにつれ、運動もしやすくなります。
「スポーツの秋」などと言われますが、文字通り秋はスポーツに適した季節なのです。
当然運動量が増えれば消費カロリーも増えます。

また、暑さで乱れた自律神経のバランスがが整い、代謝もアップしやすくなります。

美味しいものがたくさん出回ることから、ついつい旬の味覚を食べ過ぎてしまうという人も多いかと思いますが、秋の食材にはダイエットをサポートしてくれる食材もたくさんあるので、無理に我慢しないようにしましょう。

特に根菜類は食物繊維が豊富で、ダイエット向きの食べ物です。

適度な運動と食事の内容に気を付ければ、秋は夏や冬よりも無理なく痩せることができる季節といえるでしょう。

季節ごとのオススメダイエット方法

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では、季節ごとにオススメのダイエット方法を具体的にご紹介しましょう。

春編

暖かくなってきたら、ぜひ積極的に体を動かすようにしましょう。
春先からストレッチをして体のエンジンを掛けはじめ、本格的に暖かくなってきたらぜひジョギングやウォーキングをしにでかけてください。

春先は体の冷えに注意するのも大切です。
冷たい飲み物ではなく、室温から人肌程度の温かい飲み物を飲むようにすると体を必要以上に冷やさずに済みます。

肌寒い時は無理をせずに重ね着をし、必要に応じて使い捨てカイロなどを使用して外側からも体を温めてください。

山菜や春野菜のような春の味覚も積極的に食べましょう。
ほのかな苦みには、体を活性化して新陳代謝を促し、痩せやすい体づくりを助ける働きがあるとされています。

夏編

夏は冷房の効いた部屋で過ごす時間が増え、代謝が落ちやすい季節です。必要以上に体を冷やさないように気を付けましょう。

冷たいお茶やジュースといった冷たい飲み物の飲みすぎには注意が必要です。意識して室温の飲み物や少し温かい飲み物などを飲むようにすると、冷えすぎを防ぐことができます。

アイスや冷たいデザートの食べ過ぎも禁物です。

夏場の主食にも気を配ってください。
夏場はのど越しの良い麺類を食べる機会が増えるかと思いますが、麺類の食べすぎにも注意が必要です。

麺類は糖質を多く含むだけでなく、のど越しが良く食べすぎてしまいがちなので、太りやすい食材と言われています。

また、入浴の際はしっかり湯船に浸かるようにしましょう。

夏はどうしても自律神経のバランスが乱れやすくなり、寝不足になりがちです。

寝不足になると満腹感を司る「レプチン」というホルモンの分泌が少なくなり、「グレリン」という空腹感を司るホルモンの分泌が増えるので、ついつい食べ過ぎてしまいがちになります。

シャワーだけで済まさず湯船に浸かるようにすると自律神経のバランスも整いやすくなり、ぐっすり眠ることができるようになるので、睡眠不足からくる過食を防ぐことができます。

夏場は「痩せる」ことよりも「体重をキープする」ことを心がけるようにしましょう。

秋編

少し涼しくなってきたら、できるだけ体を動かすようにしましょう。
おのずと基礎代謝もアップする季節なので、秋は運動の成果が表れやすいと言われています。

普段より少しだけ運動する機会を増やしてみてください。ハードな運動でなくても構いません。
ウォーキングやジョギングなど秋の心地よい気候を感じながら楽しめる運動がおすすめです。

秋は「食欲の秋」でもありますが、無理に食欲を我慢する必要はありません。
食べ過ぎにだけ注意して、旬の食材を満喫しましょう。

冬編

冬は寒さからどうしても活動量が減少しがちです。
意識して体を動かすようにしてください。
ストレッチやヨガなど自宅でできるエクササイズを中心に行ってみましょう。
雪の降る地域であれば、雪かきなども立派な運動です。

年末年始、忘新年会、クリスマスなどでお酒を飲んだり美味しいものを食べたりする機会が増えますが、食べすぎ・飲みすぎには注意しましょう。
腹八分目を心がけることが大切です。

もし食べ過ぎてしまったり飲みすぎてしまったりしたときは、翌日の食事を軽めにしたり、意識した体を動かしたりするなどして調整してください。

毎日食べ過ぎていては太ってしまうのもやむなしです。
「食べ過ぎたら次の日に調整する」ことを意識して冬を乗り切りましょう。

冬は体が冷えやすくなります。
薄着は避け、気候に合った服装で過ごしましょう。
温かい飲み物や携帯カイロなどを使って、体を冷やさない工夫も大切です。

体のリズムに合ったダイエットを行おう

私たちの体は、季節に応じて変化します。
一年を通じて同じメニューでダイエットを行うよりも、体のリズムに合わせたダイエットを行う方が効率的に痩せられるので、ぜひ季節を意識してダイエットを行ってみましょう。

痩せやすい季節・痩せにくい季節の過ごし方を意識するだけでも、ダイエットの効率が高まります。
また、無理のない・ストレスの少ないダイエットができるので、ぜひ季節の移り変わりに目を向けてみてください。

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