頑張っているのに結果が出ない!
毎日きちんとカロリー管理をして、運動も頑張っているのに、イマイチ結果が出ない。こんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。
そんな状態が続くと、どんどんやる気が無くなってしまいますよね。
「思うように痩せない!」と悩む人が多いパーツは、おなか周りや太ももだと言われています。
おなか周りや太ももが痩せない理由は様々ですが、中でも特に大きな原因が「セルライト」です。
セルライトは、一度できると簡単に解消できず、どんどん大きくなっていくので、できるだけ早いうちに対策を行いましょう。
セルライトとは
ダイエットをしている人なら、一度は「セルライト」という言葉を聞いたことがあるかと思います。でも、どんなものか説明できる人は少ないでしょう。
多くの人は、漠然と「セルライトは良くないものだ」と思っているのではないでしょうか。
セルライトは、太ったことによって皮下脂肪の細胞が変化し、脂肪細胞と老廃物がくっついてできるものです。
太りすぎたことによって脂肪細胞が変化すると、血液やリンパの流れが悪くなり、スムーズに排出されなかった老廃物と脂肪細胞がくっ付きやすくなります。
すると、脂肪細胞と老廃物がくっ付いて、ゴロゴロとした塊のセルライトができてしまうのです。
セルライトの厄介なところは、一度できるとどんどん増えるところです。
また、普通の脂肪と違って簡単に落とすことができなくなってしまう点にも注意が必要です。
放っておくとセルライトがどんどん増えて、一筋縄ではいかなくなってしまうので、できるだけセルライトを作らないように気を付けましょう。
どうしてセルライトができてしまうの?
では、どうしてセルライトができてしまうのでしょうか。
セルライトができる原因には、大きく6つのことが考えられます。
血行不良
まず最初に考えられるのが、血行不良です。足がむくんだり、冷えたりするといった症状はありませんか?
もし普段から足がよくむくむ、足先が冷えるといった場合は、血行が悪くなっている可能性があります。
血行が悪くなると、リンパの流れも悪くなり、脂肪細胞と老廃物がくっ付いてセルライトができやすくなります。
マッサージやストレッチなどで血行を良くしましょう。
運動不足
普段座りっぱなしで仕事をしている人に多い原因が「運動不足」です。
運動不足になると、筋肉が使われないため細胞の隅々まで栄養や酸素が行き渡らず、徐々に代謝やリンパの流れが悪くなってしまいます。
すると、脂肪細胞が変化しやすくなり、セルライトが生まれてしまうのです。
ホルモンバランスの変化
女性であれば、「ホルモンバランスの変化」もまたセルライトの原因になります。
女性は、妊娠・出産はもちろん更年期や毎月の生理前後でホルモンバランスが大きく変化します。
また、ピルなどの薬によってホルモンバランスが変化することもあります。
すると、ホルモンバランスの変化が原因で脂肪細胞が変化し、セルライトが作られてしまうのです。
生活習慣の乱れ
普段寝不足や生活リズムが不規則な人も、注意しましょう。
寝不足になると、体の代謝機能が落ち、セルライトができやすい体質になってしまいます。
また、生活リズムが不規則になると、それがストレスとなって自律神経が乱れ、代謝が落ちやすくなってしまうので注意が必要です。
食生活の乱れ
普段タバコを吸う人や、肉を食べることが多い人は食生活が原因でセルライトができてしまうことがあります。
タバコに含まれるニコチンは血行を悪くすることで有名です。
肉の食べ過ぎは血中コレステロールを増やし、血行を悪くさせます。
年齢によるもの
年齢による代謝の低下や筋力の衰えもセルライトの原因になります。
筋力が落ちると皮膚にたるみが生じます。
すると、そのたるみが周りの血行やリンパの流れを妨げて、セルライトができやすい体質を作ってしまうのです。
セルライトを解消するには
一度できると厄介なセルライトですが、普段の生活の中で次のポイントを意識することである程度予防・解消することができます。
運動をする
まず、セルライトを作らないためには、運動不足にならないように気を付けましょう。
1日20分程度を目安に運動する習慣をつけてください。
運動といっても、ハードな運動である必要はありません。ゆったりとしたペースで行うウォーキングなどで充分です。
積極的に運動をすることで、血液とリンパの流れが良くなって、セルライトが作られにくくなります。
冷え性を予防・改善する
冷え性の人は、冷え性の予防・改善に努めましょう。体が冷えると血行・リンパの流れが悪くなります。
・冷房が効いた部屋に行くときは、ひざ掛けやカーディガンなどを持って行く。
・冷たい飲み物・食べ物の摂りすぎに注意する。
・お風呂の中でマッサージをする
といった方法で冷え性を改善しましょう。
もしなかなか冷え性が改善しない場合は、漢方薬を使うのもおすすめです。
西洋医学では、冷えは病気とはみなされませんが、東洋医学では病気になる前の段階である「未病」として扱われます。
一人ひとりの体調や体質に合わせた漢方薬を処方してもらう必要があるので、まずは漢方薬局や漢方に詳しい医師に相談してみてください。
規則正しい生活を送る
不規則な生活や毎日の夜更かしは、自律神経を乱す原因になります。普段から規則正しい生活を心がけましょう。
夜はぐっすり眠れるように寝室の環境や寝具を見直してみるのも大切です。
また、ストレスを溜め込まないよう、日ごろからこまめにストレスを発散しましょう。
セルライトはダイエットの大敵!
セルライトは一度できてしまうと解消するのが難しいものです。普段の生活に気を配り、まずは作らないようにしましょう。