カラダお悩みラボ

キトサンダイエットのイメージ

おなかスッキリ!キトサンダイエットの基礎知識と注意点

ダイエット中に便秘になって痩せにくくなった、という経験はありませんか?
間違ったダイエットは便秘を招き、ダイエット失敗の原因になってしまいます。
また、ダイエット中は脂っこいものを控えるべきですが、中々我慢できないという方も多いのではないでしょうか?
そんな方々におすすめなのがキトサンダイエットです。
今回は、キトサンを使用したダイエットの基礎知識と注意点を解説します。

便秘、脂肪吸収を防ぐ!キトサンダイエットとは

キトサンダイエットのイメージ

健康的にダイエットするためには、便秘を防いで基礎代謝をアップさせることが必要ですが、便秘解消といえば食物繊維ですよね。

食物繊維は、穀類、野菜、果物、穀物、海藻、キノコ、豆類などに含まれ、第六の栄養素と呼ばれているのです。

便秘予防に良いだけではなく、血糖値の上昇を抑えたり、腸内細菌の善玉菌を増やす効果などが期待できます。

食物繊維の中でも、便秘を防ぎながら脂肪吸収を防いでダイエットができる、ということで注目を集めているのがキトサンです。

キトサンとは

キトサンの原料になるのは、カニやエビの殻の外側に含まれているキチンという物質です。キトサンは、キチンに化学処理を施して作る物質で、衣服の抗菌防臭繊維や土壌改良剤の材料など、様々な分野で使われています。

健康食品としても注目されており、特定保健用食品にも指定されているのです。
カニやエビの他には、エノキダケから抽出して作るキノコキトサンもあります。

キトサンのダイエット効果

キトサンダイエットは、キトサンを摂取してダイエットをサポートすることが目的です。

キトサンだけで劇的に痩せるということはなく、適切な食事制限やエクササイズなど、基本的なダイエットに組み合わせることで、ダイエット効果をアップさせます。

では、キトサンはどのようにしてダイエットをサポートするのでしょうか。
キトサンの持つ2つの働きに注目してみましょう。

脂肪の吸収を防いで排出を助ける

ダイエット中でもたまには唐揚げやフライドポテト、脂身のついた肉など、高脂質な食べ物が欲しくなりますよね。

毎日食べると摂取カロリーオーバーになってしまいますが、週に一度程度であれば、ストレス解消のために食べても良いでしょう。

しかし、やっぱり気になってしまうのが脂肪分。「少しでも食べたら身体にすぐ脂肪がついてしまいそう……」と不安に思うかもしれません。

そこで、おすすめなのがキトサンです。

キトサンには脂肪吸収を抑える働きがあります。
また、脂肪を吸着して、体内の老廃物とともに便として排出するのを助ける働きも期待できます。

脂肪分は、通常は血液中に取り込まれた後、肝臓で中性脂肪に変えられ、全身にエネルギー源として運ばれます。

しかし、エネルギーとして使われずに中性脂肪が余ってしまうと、余った脂肪は皮下脂肪として体に蓄えられてしまうのです。

ダイエットにおいて、体脂肪率を下げることはとても重要です。

体の中に体脂肪が蓄えられるのを防ぐためにも、賢くキトサンのサプリメントを利用しましょう。

脂っこい食べ物を食べる時にキトサンのサプリメントを摂るようにすると、脂肪の排出が促され、余った脂肪が皮下脂肪として蓄えられるのを防ぐことができます。

食物繊維効果で便秘を防ぐ

食物繊維は水溶性と不溶性の2種類があります。

  • ・水溶性食物繊維:水に溶ける性質を持ち、便を柔らかくすることで便通をスムーズにします。
  • ・不溶性食物繊維:水分を吸収し、腸内でかさを増やすことで腸を刺激し、排便を促します。

キトサンは不溶性食物繊維の一種で、腸内でかさを増やしながら老廃物を巻き込み、便と一緒に排出する働きを持っているのです。

極端な食事制限や水分不足、便秘薬の服用など、間違ったダイエットは便秘の原因になります。

また、ダイエット中は食物繊維が不足しやすいため、便秘リスクがさらに高くなり、代謝が低下して痩せにくくなってしまうのです。

キトサンをダイエット中に摂取すれば、無理なく便秘を解消・予防できます。

ダイエット中に快便が続くと、腸の活動が活発になり、腸が消費するカロリーが増え、基礎代謝がアップして痩せやすくなるので、便秘解消はダイエットを成功させるカギです。

また、血流改善からむくみ予防効果も期待できます。

ダイエットに向いているのはキノコキトサン

キトサンにはキノコキトサンという、エノキダケ由来のキトサンも存在します。

エノキダケから抽出されたキノコキトサンには、甲殻類由来のキトサンと違って体内の脂肪分解を促進する作用があるので、ダイエットのためにキトサンを摂るのであれば、キノコキトサンがおすすめです。

株式会社リコムの研究では、食事制限なしでキノコキトサンを8週間摂取し続けた40代男性は、内臓脂肪が50%減少したという結果も出ています。

内臓脂肪の減少が期待できるので、メタボリックシンドロームのような「生活習慣病対策にダイエットをしたい」という人には特におすすめです。

キトサンダイエットのやり方

キトサンのサプリメントのイメージ

ダイエット中にキトサンを摂取することで、脂肪吸収抑制と便秘対策に繋がり、ダイエットを効率よく健康的に進めることができます。

では、キトサンダイエットはどのように行えば良いのでしょうか。
キトサンダイエットの方法を詳しく解説します。

キトサンはサプリメントで摂取する

キトサンは主にエビやカニなど、甲殻類を使った食品に含まれています。
しかし、ただエビやカニを食べてもキトサンは摂取できません。

キトサンが含まれているのは、エビやカニの殻の部分だからです。

殻は砕いて細かくすればスープの材料などに使えますが、毎日調理するには手間がかかりますし、エビやカニはスーパーで安価に手に入る食品ではありませんよね?

ダイエットは続けやすさも大事です。
ダイエットに取り入れる食品は手軽に購入できるかどうかも重要なポイントなので、エビやカニは残念ながら不向きといわざるを得ません。

そこで便利なのがキトサンのサプリメントです。

キトサンのサプリメントには、錠剤や粉末、ドリンクタイプと色々なタイプがあります。
中でも手軽に続けやすいのは錠剤タイプです。

錠剤タイプなら、サプリメントケースに入れておけば、外食の際も持っていけるのでおすすめです。

サプリメントの摂取タイミング

キトサンのサプリメントは1日2~3回に分けて摂取します。

サプリメントそれぞれの目安量や飲み方があるので、まずは購入したサプリメントのパッケージに書かれている指示に従うようにしましょう。

サプリメント摂取のタイミングは、食後がおすすめです。
食後にキトサンのサプリメントを摂取すると、食事で摂取した脂質の吸収を抑えられます。

キトサンダイエットの注意点

キトサンのサプリメントのイメージ

キトサンがダイエットに効果的だからといって、サプリメントの用量を守らずに過剰摂取するのは危険です。
キトサンダイエットをする上で、気をつけるべき注意点を押さえましょう。

サプリメントを飲みすぎない

キトサンは食物繊維の一種なので、一度にたくさん飲みすぎると腹痛や便秘、下痢などを起こしてしまいます。
キトサンの1日摂取量は2g程度なので、サプリメントを選ぶ際は1日の目安量が推奨摂取量を超えるキトサンが含まれているものは避けましょう。

水溶性食物繊維もしっかり摂る

キトサンは不溶性食物繊維ですが、不溶性食物繊維ばかりを摂取すると、便が腸内で詰まったり、便が固くなって排便しづらくなったりと、トラブルが起こる原因になります。

ダイエット中の便秘を防ぐためには、次のような水溶性食物繊維を豊富に含む食品も積極的に摂りましょう。

  • ・ワカメなど海藻類
  • ・りんご
  • ・バナナ
  • ・えのきや椎茸などキノコ類

薬と併用しない

病気や怪我などで薬を服用している場合は、キトサンのサプリメントの摂取をする前に必ずかかりつけの医師に相談してください。
キトサンは安全性の高い物質ですが、服用している薬と併用すると体に悪影響を及ぼす可能性があります。

甲殻類アレルギーの場合はキトサンを摂取しない

キトサンの主な原料はエビやカニなどの甲殻類です。
キトサンには、甲殻類アレルギーの原因になるタンパク質が含まれているので、甲殻類アレルギーの人はサプリメントの摂取を控えてください。

キトサンのサプリメントには、エノキダケ由来のキノコキトサンのサプリメントもあります。

しかしキノコキトサンサプリメントの中には甲殻類由来のキトサンも一緒に配合されている製品があるので注意が必要です。

甲殻類アレルギーがある人は、アレルギーを防ぐためにも事前にかかりつけの医師に相談してからサプリメントを服用するようにしましょう。

キトサンで健康的にダイエット!

キトサンを摂取することで、便秘を防ぎながら健康的に痩せることが可能になります。
キトサンの摂取だけではなく、適度な食事制限とエクササイズを組み合わせて、効率よくダイエットを行いましょう!

関連記事

Page Top