おなか周りに脂肪が付きやすい2つの理由
おなかの脂肪は、気を付けておかないとどんどん溜まってしまいますよね。
というのも、おなかは他のパーツよりも脂肪が付きやすい部分だからです。
おなかの脂肪を落とす前に、おなかに脂肪が付きやすい理由をおさらいしておきましょう。
理由その1 骨盤のズレ
骨盤のズレが、おなかの脂肪を蓄える原因になっていることは知っていますか?
体の中心にある大きな骨の骨盤がズレてしまうことで、内臓が下へ下がって下腹がポッコリと出てきてしまうのです。
また、内臓の位置が下がることで内臓の機能が低下しているケースも少なくありません。
内臓の機能が低下すると、代謝が下がって脂肪が付きやすい体になってしまいます。
そもそも、骨盤のズレは左右非対称のスポーツに励んでいたり、妊娠や出産で骨盤が歪んだまま過ごしていたりすることが原因で起こります。
他にも、日常の癖でもズレやすくなるので、次のチェックリストでチェックしてみましょう。
- ・よく肘を付く
- ・いつも決まった方の足を組んでいる
- ・立っている時に片方の足に重心を乗せている
- ・カバンを同じ方の肩にかける
これらの癖の内1つでも当てはまった人は、骨盤が歪みやすくなっているといえます。
日常的な癖を見直して、おなかに脂肪が付くにくい体質へと改善しましょう。
理由その2 筋力が低下しやすい
あなたは、普段から腹筋をしっかり使えていますか?
腹筋は、大きく分けて腹直筋、内腹斜筋、外腹斜筋、腹横筋の4つで構成されています。
しかし、日常的によく使う筋肉は限られていて、4つの筋肉をまんべんなく鍛えることができている人は少ないのが現実です。
日常的に刺激されにくい腹斜筋や腹横筋は比較的衰えやすい腹筋です。
腹筋の力が低下することで、内臓を正しい位置に保つことが難しくなったり、代謝が下がったり、姿勢が崩れて血行が悪くなったりします
その結果、おなかに脂肪が付きやすくなるのです。
おなか周りのダイエットに効果的な筋トレ3選
おなかの筋トレといえば、寝た状態から上半身を起き上がらせる腹筋のイメージが強いですよね。
しかし、体育の時間や部活動などの学生時代に行っていたような腹筋運動では効率良く筋肉を刺激することができません。
これからご紹介する3つの筋トレなら、効率よく腹筋を鍛えることができるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
①シットアップ
シットアップは、下腹を引き締めたい人におすすめの筋トレです。
また、腹直筋というシックスパックを作る筋肉にも効果的なので、おなかを割りたい人も挑戦してみてくださいね。
シットアップは、反動を付けて行わないように気を付けましょう。
勢い良く反動を付けて行うと腹筋への負荷が低くなって、トレーニング効果が半減してしまいます。
ゆっくりと行うことで、腹筋により高い負荷が加わります。
~シットアップのやり方~
- 1.仰向けになりましょう。
- 2.足の幅を腰幅程度に開いてください。
- 3.膝を90度に曲げて足の裏を床に付けましょう。
- 4.両手を頭の後ろまたは、胸の前で交差します。
- 5.目線をおへそに向けて、背中が丸くなるように上体を起こしてください。
- 6.肩甲骨が床から浮いたところでストップします。
- 7.ゆっくりと上体を床に戻しましょう。
- 8.背中が床に付かないところでストップして、再び上体を起こしてください。
- 9.5~8の動作を15回繰り返しましょう。
- 10.終わったら少し休憩を挟んで3セット繰り返します。
②ツイストシットアップ
ツイストシットアップは、シットアップに捻る動作を加えた筋トレです。くびれを作るのに必要な腹斜筋を鍛えることができます。
ツイストシットアップは、上体を起こしながらウエストを捻るようにしましょう。
上体を起き上がらせてからおなかを捻ってしまうと、負荷が低くなり、効率よく筋肉を刺激することが出来ません。
上体を起き上がらせながら捻る動作を繰り返すのがポイントです。
~ツイストシットアップのやり方~
- 1.仰向けになりましょう。
- 2.足幅を腰幅程度に開いてください。
- 3.膝を90度に曲げて足裏を床に付けます。
- 4.両手を頭の後ろに交差してください。
- 5.上体を起き上がらせながら左肘と右膝を近づけましょう。
- 6.ゆっくりと上体を床に下ろします。
- 7.床と背中が付かないところでストップしてください。
- 8.再び体を捻りながら上体を起き上がらせて右肘と左膝を近づけます。
- 9.5~8の動作を交互に20回繰り返しましょう。
- 10.20回繰り返したら少し休憩を挟んで、3セット行ってください。
③ヒップリフトキープ
ヒップリフトキープは、おなかの深い部分にある腹横筋を鍛えることができる筋トレです。
おなか全体をへこませることができるだけでなく、代謝を上げて太りにくく痩せやすい体を作るのにも効果的です。
ヒップリフトキープを行うときには、おなかとお尻に力を入れるようにしましょう。
お腹とお尻に力を入れておけば体がブレずに正しいトレーニング姿勢をキープしやすくなります。
5分あればできる簡単なトレーニングなので、今日からさっそくトライしてみてくださいね。
~ヒップリフトキープのやり方~
- 1.仰向けになりましょう。
- 2.膝を90度に曲げて足裏を床にくっつけます。
- 3.両手を胸の前で交差してください。
- 4.お尻を床から浮かせて、膝から首まで一直線になるように保ちます。
- 5.そのままゆっくりと呼吸をしながら、30秒間キープしましょう。
- 6.30秒間キープできたら少しだけ休憩を挟んで3セット繰り返してください。
筋トレでおなか周りの脂肪を燃やそう
おなか周りの脂肪を隠すために大きめの服を着たり、温泉やプールを避けたりする人も多いのではないでしょうか?
おなか周りの脂肪が原因で、着たい服ややりたいことを我慢するのはもったいないですよ!
おなかの脂肪は、筋トレをコツコツ続けることで減らすことができます。
今回ご紹介した筋トレは自宅で簡単に行えるものばかりなので、ぜひ挑戦してみてくださいね。